「受験勉強をしなきゃいけないけど、部活で疲れてやる気が起きない」
「ずっと机に向かっていると、疲れて勉強がいやになる」
あなたは今、こんな悩みを抱えていませんか?
体力的・精神的に疲れているときは、勉強のやる気や集中力が出ないですよね。
しかし、世の中には部活や課外活動を頑張りながら、勉強にも精力的に取り組んでいる人がたくさんいます。
実は、彼らは超人的な体力を持っているわけではなく、「疲れと上手く付き合っている」のです。
本記事では、疲れて勉強できないという方に向けて、原因やおすすめの解消法をご紹介します。
後悔しない学生生活が送れるよう、疲れとうまく付き合う方法をぜひ知ってくださいね。
疲れたと感じる原因
まずは、あなたがどんな理由で毎日「疲れた」と感じるのかを明確にしましょう。
考えられる理由を以下に4つあげるので、どれに当てはまるか考えてみてくださいね。
部活動などで体を動かしているから
最も多い理由は、部活動などで毎日ハードに体を動かしていることではないでしょうか。
受験生であっても、引退までは部活に本気で取り組みたいという人は多いはずです。
「何かに打ち込む」ことは今後の人生においても生きる経験ですし、勉強のために辞めてしまったり、極端にセーブするのはもったいないこと。
ただし疲労で何に対してもやる気がおきないなど、明らかに体力的・精神的ダメージが大きい場合は、家族や学校の先生、医者などに相談が必要です。
勉強のしすぎで余裕がないから
勉強をしなきゃいけない!と思うあまりに、休憩もとらず勉強し続けている人は、勉強のしすぎにより疲労を感じている可能性があります。
大学の講義も1コマあたり90分であるように、人間の集中力が持つのは最大で90分ほどと言われています。
さらに高い集中力を必要とする同時通訳のような仕事は、15分以上続けて行うことはないそうです。
したがって、何時間も休憩を入れずに勉強し続けていると、1日では疲労が回復できず、疲れた状態をずっと引きずってしまう可能性があります。
目を酷使しすぎているから
みなさんは、休憩時間をどのように過ごしていますか?
勉強以外の時間は、スマホの画面とずっと向き合っているという人も多いのではないでしょうか。
今は勉強にアプリを活用する人も多いので、勉強中であってもタブレットやスマホとにらめっこしている、という人もいるかもしれません。
しかし、スマホのような小さな画面を長時間見続けると、目の周りの筋肉の緊張状態が続き、筋肉や神経の疲労を起こしてしまいます。
休憩中にスマホを触っている時間が、逆に体に疲れをもたらしている可能性があるのです。
また、寝る前にスマホやテレビを見ていると、脳が興奮状態になって寝付きが悪くなり、疲れがとれない、ということも起こり得ます。
悩み事があり気持ちが休まらないから
体力はあまり使っていないけれど、悩み事があり気持ちが休まらない、という人もいるかもしれません。
特に多感な学生時代は、家族や友人との関係に悩んだり、今後の進路に迷う場面も多いでしょう。
モヤモヤしていたり気分が晴れない場合は、そのストレスが精神的な疲れに繋がり、勉強のやる気が起きない可能性もあります。
疲れたときの解消法4選
では、疲れて勉強できないときはどのように解消すればよいのでしょうか。
おすすめの解消法を4つご紹介します。
勉強する時間帯を変える
部活などで疲れ、帰宅後は勉強する間もなく眠りについてしまう、と悩む方は多いでしょう。
そのような時は、いっそ早く寝てしまう方法がおすすめです。
体が疲れたというメッセージを発信しているときに、無理やり机に向かって脳を使っても、有意義な勉強の時間にはなりません。
むしろ夜早めに布団に入り、しっかりと6~7時間眠ったあと、早朝から登校までの間に勉強する方が効率的でしょう。
同じだけの勉強時間を確保するのであれば、脳がすっきりした状態である時間帯に変えることが有効です。
勉強の仕方を変える
あなたは、「勉強は机に向かってするもの」と思いこんでいませんか?
数学や現代文の課題にじっくりと取り組む場合は、落ち着いた環境で机に向かうことが望ましいでしょう。
ただし、単語を覚える・リスニングや音読をする・暗記するなどインプットの時間には、歩き回ったり軽い運動をしながら行うこともおすすめです。
一つの場所でずっと同じ態勢で勉強に取り組んでいると、脳や体が疲れを感じやすくなります。
また、文字ばかりが並んだ教科書をひたすら読むよりも、適度に学習アプリや、マンガ形式の教材を使うのも効果的です。
このように、脳や体に飽きを感じさせないようにし、疲れをためにくい工夫をすると、より効率よく学習できます。
こまめな休憩を挟む
人間の集中力には限りがあるため、休憩をはさまず勉強し続けることは、非効率となる場合があります。
勉強時間の確保も大切ですが、最も重要なのは「効率よく学習できる時間を増やす」ことです。
そのためには、疲れたと感じたタイミングで、5~10分程度の短い休憩を挟むとよいでしょう。
ただし、休憩が逆効果となってしまわないよう、以下に注意が必要です。
・だらだらと過ごさないために、長くても10分程度の休憩にする
・できる限りスマホやテレビなどから離れて目を休める
・座りっぱなしで血流が悪くならないように、スクワットなどの軽い運動をする
話を聞いてもらう時間を作る
何か常に考え事をしてしまっているために、精神的な疲れを感じている場合は、悩みを共有できる人を作るとよいでしょう。
家族でも友人でも、恋人でもかまいません。
すぐに悩みの種を解消できれば最もよいですが、誰かに話すだけでも随分気持ちが楽になり、ストレス解消になります。
また、それでも悩みが解消されない場合は、未来や今後の目標について考えるとよいでしょう。
勉強を頑張った結果、自分にはどんな理想の生活が待っているのか?を考えると、気持ちのベクトルが未来へ向いていきます。
もし、自分が今努力することによって、未来をよりよいものに変えられる可能性があるならば、今そのチャンスを逃すのは非常にもったいないこと。
未来のため、今すべきことをしっかりと考えたうえでの行動を心掛けるとよいでしょう。
まとめ
10代はさまざまなことを感じて吸収し、これからの人生のベースを作る大切な時期です。
日々忙しい生活の中で、疲れたと感じてしまうことももちろんあるでしょう。
しかし、疲れとうまく付き合う方法を見つけられれば、勉強にもしっかりと力を注げます。
ぜひ自分なりに工夫して、最大限の力を発揮してくださいね。