中学受験は3年生までに対策すべき?やっておくと良いことも解説|中学受験エリート

中学受験は3年生までに対策すべき?やっておくと良いことも解説

 

「中学受験は3年生までに対策するべき?」

「どんなことをさせたら良いんだろう?」

「親が気をつけることってある?」

 

こうした疑問に答えていきます。

 

中学受験は険しい道のりですが、3年生までに対策を始めれば、受験対策が本格化した後の勉強で有利になるでしょう。

 

中学受験は3年生までに対策を始めた方が良い?

 

中学受験対策として、3年生までに準備を始めた方が「学習の習慣」をつけるために効果的です。

 

3年生くらいの年頃だと、勉強以外に興味をそそられることがたくさんあります。

 

そんな時期だからこそ学習する習慣を身につけなければ、4年生以降の本格的な受験対策時において、勉強に比重を置きにくくなるのです。

 

Z会グループによる中学受験についての調査によると、中学受験を検討するタイミングとして、小学3年生が適切だったと答えた方が88.2%いたことも分かっています。

 

3年生は、中学受験対策に向けた「準備期間」として過ごすと良いでしょう。

 

小学3年生の間にやるべきこと3つ

 

中学受験に向けた準備期間として、3つのことを意識して行うと良いと思います。

 

1.自己学習の習慣をつける

2.基礎学力をつける

3.小さなゴールを設定する

 

順に見ていきましょう。

 

1.自己学習の習慣をつける

中学受験の範囲は広いので、家庭教師をつけたり塾に行ったりしても、家庭での自己学習は必須です。

 

3年生はゲームしたり外で遊んだりしたい時期でもあるので「勉強なんかするより遊びたい!」という気持ちにならないよう、20分程度の短い時間から始めるようにしましょう。

 

たった20分だとしても、朝・夕食前・夕食後で3回勉強タイムを設けたら、合計で1時間家庭学習できることになります。

 

お子様が嫌にならない程度に少しずつ始めさせて、勉強が日常の一部となることが理想です。

 

2.基礎学力をつける

3年生の間は「分からない」を徹底的に取り除くことが重要です。

 

中学受験の勉強は今まで習ったことの応用なので、受験対策時に基礎の土台が固まっていないと、つまづきやすくなってしまうのです。

 

さらに、3年生からは理科と社会も始まります。

 

最初のうちから疑問に思ったところを放置してしまうと、後々どの部分が分からなくて問題が解けないのか把握しにくくなってしまいます。

 

3年生のうちは分からないことを徹底的に無くして、基礎固めに力を入れましょう。

 

3.小さなゴールを設定する

小さなゴールを設定すると、お子様が勉強に飽きるのを防ぐことが期待できます。

 

成功体験がなければ、勉強から刺激が得られずおもしろくないと思ってしまいかねません。

 

ゲームを例に挙げると「前よりレベルを上げたい」とか「他の子と競争して負けたくない」といった気持ちから、子どもはゲームに夢中になりますよね。

 

同じような感情を勉強でも得られるような環境を作ることで、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

 

目標とするのは、学校の小テストでも、学習に関してご家庭で作ったルールでも良いと思います。

 

大切なのは「できた」という感覚を積み上げられるように、お子様が頑張れば達成できそうなゴールを設定することです。

 

家庭で意識すること

 

中学受験は家族での挑戦なので、受験当日までお子様と伴走するために、2つのことを意識しましょう。

 

1.努力をほめる

2.一緒に勉強する

 

順に見ていきます。

 

1.努力をほめる

 

お子様が良い点を取ったとき、決めたことをやり切れたときなど、どんな些細なことでも褒めましょう。

 

そこで大事なのは「努力した過程を褒める」ということです。

 

ほめの効果研究のモデルについての一考察によると、パーソナリティを褒めるよりも頑張った過程を褒めた方が、子どもの自己評価が高くなるそうです。

 

「失敗したくないからもうあきらめる」といった、うまくいかなかったときの感情的ダメージも低くなることが分かっています。

 

勉強を続けていれば思った結果にならないことは多々ありますよね。

 

お子様が失敗を引きずらないように、普段から頑張ったことをたくさん褒めるようにしましょう。

 

2.お子様と一緒に勉強する

 

お子様が勉強をしているとき、保護者様も近くで一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。

 

子どもは親の背中を見て育つと言います。

 

親が毎日勉強や仕事をしている姿を見ていたら、自然と子どもも勉強が当たり前に思えてくるのです。

 

短い時間でも構いません。

 

ご飯を食べたら、お風呂に入る前の20分だけ勉強するなど、無理のない範囲で一緒に継続していければ良いですね。

 

家庭教師は学習の習慣づけに効果的

 

家庭教師を選ぶメリットは「家庭学習を習慣づけやすい」ことです。

 

家庭教師は完全個別指導なので、お子様の学力に沿って学習スケジュールを細かく立ててもらえます。

 

例えば「次の授業日までにこのページからこのページまでやってね」という宿題の出し方ではなく「月曜日は算数の何ページ、火曜日はこの問題」といった計画表をもらえます。

 

その際に、朝・夕方・夜でやることを細分化して書いてもらえば、毎回迷うことなく勉強に取り掛かることができるのです。

 

学習ペースや理解の深度はお子様によって違います。

 

お子様のレベルをよく理解している家庭教師が計画を立てることで、お子様が嫌にならず継続できる内容の家庭学習を用意してもらえるでしょう。

 

まとめ

 

「中学受験は3年生までに準備を始めるべきか」について解説しました。

 

中学受験対策は4年生から本格化するので、3年生までは準備期間として3つのことを行いましょう。

 

1.家庭学習を始めて、勉強が日常の一部となるようにする

2.分からないことを徹底的に無くして、基礎固めに力を入れる

3.小さなゴールを設定して、成功体験を積み上げられるようにする

 

中学受験は道のりが長く、挫折しそうになることもあります。

 

保護者様は、お子様の失敗に挫けない心を養えるように、日ごろからたくさん努力を褒めることが大切です。

 

なかなかお子様の家庭学習が習慣化しなければ、家庭教師を利用するのもひとつの手です。

 

家庭教師はお子様の学習アドバイザーのような存在として、学習スケジュールの提案から基礎学力の向上まで徹底的に寄り添ってサポートしてくれるでしょう。

 

3年生までに始める中学受験の対策として参考になれば幸いです。

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