中学受験の算数対策!計算問題で重視される2つの能力とは|中学受験エリート

中学受験の算数対策!計算問題で重視される2つの能力とは

 

 

「中学受験は算数で決まる」と言われるほど算数は重要な科目です。

この記事では中学受験の算数を乗り越えるために、計算問題の対策方法や大切なポイントをまとめました。

 

「中学受験の算数が心配」「子どもが計算が不得意」というご家庭に役立つ情報となりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

中学受験の計算問題に求められる2つの算数能力

 

中学受験の算数は、小学校の授業で習う算数とはまったく別物といえます。

大人ですら算数の問題を見て「難しい」と感じることは珍しくありません。

 

また、小学校の算数では良い成績でも、中学受験で必ずしも良い点数が取れるとは限らないのです。

中学受験の算数では、主に2つの計算能力が試されます。

 

その2つの計算能力を把握していれば対策しやすくなりますので、詳しく見ていきましょう。

 

1.スピーディかつ正確に計算する能力

 

中学受験の算数では、早く正確に解く計算能力が求められます。

受験で出題される問題は四則計算(足し算・引き算など)が基本ですが、問題はハイレベルに作られていることが多いです。

 

小数・分数が入り混じったり、複数の計算式が必要になったりするなど、問題を整理して答えを導く必要があります。

問題が複雑になると、間違わないよう慎重に計算することが大切です。

 

しかし、ひとつの問題に時間をかけすぎても、最後まで解ききる余裕がなくなってしまいます。

そのため、スピーディかつ正確な計算能力のどちらも必要なのです。

 

2.特殊算を計算する能力

 

計算問題の肝となってくるのか特殊算です。

特殊算とは「Aが時速〇kmで移動するときBに着くのは何時か」といったように、文章がパターン化された計算問題です。

 

中学受験にはこのような特殊算が多く出題されますが、特殊算は小学校の普段の授業では習いません。

 

そのため、学校外の勉強でしっかりと対策しておくことが必要です。

中学受験に出る特殊算の一例としては、次のような種類があります。

 

・鶴亀算
・濃度算
・平均算
・旅人算

 

特殊算は代表的なものだけでも23種類はあるとされています。

種類が多いため短期間で一気にマスターしようとせず、毎日コツコツ練習しましょう。

 

中学受験の計算問題で大切なポイント

 

中学受験の本番では、普段の力をどれだけ発揮できるかが重要になってきます。

そのために普段から意識的に対策しておくべきポイントを2つお伝えします。

 

途中の計算式を書く

 

計算間違いを防いだり問題を整理したりするために、途中の計算式を書くことが大切です。

 

中には最終的な解答でのみ正誤を判断する中学校もありますが、途中式で部分点を与える中学校もあります。

「式は合っていたのに計算をミスしてしまった」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

 

中学受験という環境ならなおさら、当日のプレッシャーや会場の雰囲気にのまれ、計算ミスをしてしまう可能性は十分あるでしょう。

 

計算ミスをしてしまった場合でも、途中の計算式を書くことで部分点をもらうチャンスを逃さないようにしましょう。

 

問題の時間配分に気を付ける

 

最後に時間が足りなくなってしまわないよう、問題ごとの時間配分を決めておきましょう。

時間配分を考える際は、問題を以下のように3つに分けて考えるのがおすすめです。

 

・時間をかけずに確実に解ける問題
・時間はかかるが解ける問題
・不得意な問題

 

この中で重視したいのは1と2の問題を解くことです。

解ける問題に時間を割くことで正答率をアップできます。

 

また、過去問から問題ごとの配点を確認し、配点の大きさから時間配分を考えることも大切にしてください。

不得意な問題に時間をかけ、解ける問題ができなかったという事態はくれぐれも避けましょう。

 

中学受験の計算問題への備え方

 

中学受験の算数では、基本的な計算能力と公式の活用・理解が大切です。

これらの能力を伸ばすには、日々の勉強と専門的な対策の両方が求められます。

 

それでは、どのように算数を勉強すべきでしょうか。受験に向けた算数の備え方を紹介します。

 

計算ドリルやプリントを習慣的に解く

 

計算力のスピードアップや公式を理解するには、日々の学習が欠かせません。

毎日習慣的に、計算ドリルやプリントを解くのがおすすめです。

 

算数の勉強を習慣にするには、子ども本人のモチベーションを維持する工夫をしましょう。

特に、計算問題に苦手意識がある子はモチベーションが下がりやすくなります。

 

難しすぎる問題集を使用すると解けないことが多くなり、子どもは達成感を感じられません。

まずは頑張れば解ける程度の問題集から始め、繰り返し解くことで計算に慣れさせましょう。

 

家庭教師を雇って苦手な部分を対策する

 

ただ計算問題の量をこなすだけでなく、質も上げていくことで算数を克服できます。

計算問題はどの部分が間違っているのか、どこでつまずいているのか理解できないと前に進むのが難しいです。

 

そのため、計算への理解を促してくれるプロの目線が大切です。

家庭教師ならマンツーマンかつ子どもの能力に合わせて指導するため、苦手な部分もしっかりと理解を促せます。

 

まとめ

 

中学受験の算数を突破するには、スピーディかつ正確な計算能力を鍛える必要があります。

 

受験で出題される計算問題は特殊算などがあるため、専用テキストや過去問を使って日々計算練習をしてください。

本番に向けて時間配分や途中計算の書き忘れにも注意し、中学受験に挑みましょう。

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