真面目に頑張っていても、疲れたりやる気をなくすことは誰にでもありますよね。
そんな時はぜひ、偉人たちの言葉に耳を傾けてみましょう。
彼らも同じ人間として数々の苦悩を乗り越えていることがわかり、勇気や明日への活力をもらえます。
中世の偉人の名言
まずは、日本でいう鎌倉~江戸時代にあたる中世に活躍した偉人の名言を4つご紹介します。
宜しく先ず一事より一日より始むべし
日本の武士であり、幕末に社会に多くの思想的影響を与えたとされる吉田松陰(1830~1859)の言葉です。
意味は、
「大きな事を成し遂げようとするときも、まずは小さな一歩から始めなさい」。
今は目標が高く遠いものに感じるかもしれませんが、一歩一歩積み重ねていきましょう。
成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない
最も優れた英文学の作家と称されるシェイクスピア(1564~1616)の名言です。
目標を定めたとき、一度失敗したりうまくいかなかっただけで投げ出す必要はありません。
何度も立ち上がって向かっていく姿勢が大事なのです。
あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ
第16代アメリカ合衆国大統領で「奴隷解放の父」とも呼ばれるエイブラハム・リンカーン(1809~1865)の言葉です。
失敗すること自体は問題ではなく、そこからどう立ち上がるかですべてが決まることを心得ておきましょう。
天才とは、1%のひらめきと99%の努力である
「発明王」と称されたアメリカの発明家トーマス・エジソンのとても有名な言葉です。
世界中の誰もが知るような偉大な人物でも、その功績のほとんどが努力によるものだと言っています。
1%の才能の有無を嘆くのではなく、99%の努力をどれだけ最大化できるかを考えて行動することが大切だということです。
近代の偉人の名言
日本でいう戦時中にあたる近代に活躍した偉人の名言を4つご紹介します。
石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない
現在のパナソニックを一代で築き上げた日本の実業家、松下幸之助(1894~1989)の言葉です。
その意味とは、「三年を一年で習得する」くらいの必死の努力をしてはじめて「三年」で習得できる、ということ。
どんなに偉大といわれる人であっても、大きな成果を得るためには、並々ならぬ努力が必要だったのです。
世界は苦しいことでいっぱいだけれども、それに打ち勝つことでもあふれている
幼少期に視覚、聴力の両方を失いつつも、障害者の教育・福祉の発展に貢献したアメリカの教育家、ヘレン・ケラー(1880~1968)の言葉です。
いまは苦しい局面に立たされていても、その分の成功や幸せが先にあると信じて踏ん張れば、きっと結果はついてくるはずです。
忍耐は苦い。しかし、その実は甘い
ノーベル生理学・医学賞候補で日本の細菌学者の野口英世(1876~1928)の言葉です。
彼は幼少期に大きな火傷を負いながらも苦難を克服し、自ら医学の道へ進み、世界でさまざまな功績を残しました。
伝染病の研究中に自らも感染し死をとげた彼は、生涯で多くの困難に立ち向かってきたはず。
そんな耐え忍ぶ苦しい場面が多かったからこそ、成果やその喜びはとてつもなく大きなものとなったのでしょう。
幸運だったわけではありません。私はそれだけの努力をしてきました
イギリス初の女性首相となったマーガレット・サッチャー(1925~2013)の言葉です。
まだ女性の社会的地位がそれほど高くない時代に、自分の信念を貫き国のトップにまで上り詰めました。
しかしそれは運や才能だけではなく、血のにじむような努力の末に得た地位と名誉。
自分には才能がないんだと諦める前に、できる努力を愚直に積み重ねることが大切だということに気づかされますね。
現代の偉人の名言
まだ記憶に新しい、現代で活躍している偉人の名言を4つご紹介します。
今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる
日本の実業家で「京セラ」や「KDDI」の創立者である稲森和夫氏(1932~)の言葉です。
勉強においても、必ずしも努力が結果に結び付くとは限りませんが、これからの努力次第で未来を変える可能性はいくらでもあるということでしょう。
自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ
マイクロソフト社の共同創設者および「Windows」の開発者として知られるビル・ゲイツ氏(1955~)の言葉です。
もしあなたが今、周りの人と自分を比べて圧倒されていたり、諦めそうになっているのなら、この言葉を噛みしめてまずは自分自身と向き合うようにしましょう。
自分がわからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、「お、自分はまだまだいける」と思います
日本人なら誰もが知っていて、努力の天才と称される野球選手イチロー(1973~)の名言です。
どんなに頑張って勉強しても、学ぶべきことはたくさんあり尽きません。
しかし未知のものに遭遇した時、イチローのように好奇心や向上心をもって取り組むことができれば、未来の結果も変わってくるでしょう。
失敗して、考え悩むこともあるだろうけど、立ち止まっていてはいけない。一気に100メートルも進まなくていい。1センチでもいいから前に進もう
日本を代表するプロサッカー選手で、キングカズとも呼ばれる三浦知良氏(1967~)の言葉です。
平均引退年齢が20代半ばといわれるプロサッカー界で、50歳を超えてもなお現役のプロサッカー選手として活躍している三浦選手。
前代未聞のことを成し遂げるためにいくつもの苦悩があったと想像できますが、少しずつでいいから前進するという気概が大事だと気づかされますね。
まとめ
今回は、時代別にわけてさまざまな偉人の名言をご紹介しました。
どんな時代においても、人々は目の前に立ちはだかる壁を乗り越えた先に、さまざまな成果を残してきたのです。
歴史に名をのこすような偉大な人物であっても、私たちと同じ人間。
心に響くものがあればぜひ心にとどめておき、自分自身のモチベーションアップに活かして頑張ってくださいね。