なぜか勉強していると頭が痛くなりやすい、という人は意外と多いもの。
実は、勉強には頭が痛くなってしまいやすい要因が多いのです。
今回の記事では、「勉強している時に頭が痛くなる理由」と「対処法」を解説します。
頭痛のもとをなくして、勉強に安心して取り組めるようにしておきましょう!
勉強すると頭が痛くなる理由は?
病気ではないのに、勉強中に頭痛が起きてしまう要因は、大きく分けて3つあります。
①生活習慣によるもの (運動不足・猫背・睡眠不足・肩こり など)
②ストレス (勉強に対するプレッシャー・勉強をやりたくない気持ちが強い など)
③体質的なもの (勉強関係なく頭痛持ちである・生理で頭痛が起きやすい・低気圧で頭痛になりがち など)
頭痛には大きく分けて頭が重く締め付けられているように痛む「緊張性頭痛」と、ズキズキと頭が痛み音や明かりが頭に響くように感じる「偏頭痛」があります。
生活習慣やストレスによって引き起こされる頭痛の多くは緊張性頭痛であり、勉強が原因で起こりやすいのもこちらです。
頭が痛くならないようにする対策
生活習慣を変えたり、ストレスを貯めにくくすれば頭痛は起きにくくなります。
具体的に、どのように毎日の行動を変えたら頭痛が起きづらくなるかを解説します。
頭が痛くなりやすい原因に合わせて、取り入れやすいものから試してみてください。
ストレッチする
肩や首の筋肉の凝りによって頭痛が引き起こされているのならば、ここの血行を良くして凝りを解消することで頭痛も起こりにくくなります。
勉強の合間の休憩時には首や肩のストレッチを取り入れ、回したり伸ばしたりすると良いでしょう。
ただし、片頭痛の場合は運動するとさらに頭痛が強まってしまうため注意が必要です。
もし頭が痛くなってしまった場合は、無理に運動しないようにしましょう。
肩がこりやすいという人は、一度勉強時の姿勢や机の高さなども見直してみるといいかもしれません。
肩に力が入っている、猫背であるなどの肩こりの原因を解消できれば、普段からもっと勉強に集中しやすくなりますよ。
首や頭を温める
首や肩の血行を良くしたいのであれば、お風呂やネックウォーマーなどで首を暖めるのも、もちろん効果的です。
冬になればドラッグストアや雑貨屋などで首を暖めるためのグッズがたくさん販売されますし、お風呂にゆっくり浸かって全身を暖めるのもOK。
ただし、運動と同じで偏頭痛の時は温めてはいけません。
頭がズキズキする時は、保冷剤などで頭や首筋を冷やしてあげるようにしましょう。
仮眠をとる
体の疲れやストレス解消には、「眠ること」が効果的。
ぐっすり布団に入って眠るのが難しい状況なら、少し仮眠するだけでも疲れは大幅に軽減されます。
仮眠の理想的な長さは「15分程度」。
30分以上になると長い睡眠に移行してしまって起きづらくなってしまうため、短い時間で切り上げるようにしましょう。
机に突っ伏したままだと比較的起きやすくなります。
「15分後に起きられるか不安」という時は、寝る前にコーヒーなどカフェインを含むものを飲んでおくことをおすすめします。
ちょうど目が覚める頃にカフェインが効き始めるので、二度寝しにくくなります。
リラックスタイムを作る
ストレスによって頭痛が起きやすい場合は、毎日意識して生活の中にリラックスタイムを取り入れるようにしましょう。
マッサージグッズを取り入れてみたり、アロマを炊きながら好きな飲み物を飲んだり、趣味の時間を取ってみたり。
お風呂に入浴剤を入れれば、首の血行を良くしつつリラックスもできるのでおすすめです。
嫌なことを忘れてゆっくりできる時間をとることで、頭痛予防だけでなく勉強を頑張る気力なども湧いてくるでしょう。
必要に応じて頭痛薬も使おう
生理や低気圧など体質的なものが原因である、片頭痛であるケースなどは上記の対策をとってもあまり意味がありません。
あまり頭痛薬に頼りすぎてはいけないと思っている人もいるかもしれませんが、無理に頑張ろうとせず、適切な範囲で使う分には問題ありません。
頭痛薬を使う時のコツは「早めに飲む」こと。 辛くなってしまってからだと頭痛薬の効きも悪くなります。
「頭が痛くなってきそう」と感じたらすぐに頭痛薬を飲むことで、しんどくならずに頭痛を乗り越えられますよ。
頭が痛くなっても大丈夫なスケジューリングも大切!
勉強している時に頭が痛くなってしまうと、自分の健康以外にも「ライバルに後れを取ってしまわないか」「試験に間に合うのか」など不安になってしまうでしょう。
頭痛などの体調不良時にはゆっくり休息が取れるよう、普段から余裕を持った勉強計画を立てておくことも大切です。
頭痛のほとんどは重大な病気によるものではなく、心配する必要はないとされています。
しかし、頭痛がひどくて耐えられない時、長引く時などは早めに病院に行きましょう!