慶應大学について調べているとよくSFCというワードが出てきますが、こちらについて今回は解説していきたいと思います。
SFCとは
SFCとは湘南藤沢キャンパスの略称です。
湘南藤沢キャンパスは総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部が設置されており、これらの学部を総称してSFCと呼ばれることもあります。
また大学院の政策・メディア研究科、健康マネジメント研究科、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部も設置されております。
SFCは単純な大学教育システムから脱却を目的に、以下のようなものを初めて取り入れた大学として有名です。
・AO推薦入試
・セメスター制度(2学期制)
・ファカルティ・ディベロップメント(学生による授業評価システム)
キャンパス情報
湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市遠藤5322)は湘南台駅、辻堂駅が最寄りで、江の島などある観光地として有名なエリアです。
横浜までは約30分、新宿まで約50分と都心や神奈川に住まいがある場合それほど遠くはありません。
ただ毎日通うとなると大変という方は大学周辺に多数、SFC推薦学生寮が存在するので入寮も検討したほうがいいでしょう。
普通の物件と比べて、お値打ち価格で住むことが可能です。
キャンパスは広く、自然豊かで、きれいなので楽しいキャンパスライフがおくれるでしょう。
サークル活動も盛んにおこなわれているキャンパスなのも良い点です。
SFCのカリキュラムについて
SFCはリベラルアーツを取り入れており、自分の勉強したい授業を自由に選択でき、所属学部以外の授業も履修することができます。
これだけならほかの大学でもよくあるのですが、SFCは学年による規制もなく、自分が履修したい科目を好きなタイミングで履修できるようになっています。
また1年生から研究会にも参加することができるのも特徴です。
総合政策学部・環境情報学部どちらの学部も双方の研究会へ参加することが可能です。
研究室は企業などと共同のものも多く、実践的に社会の問題に取り組み、解決する能力を身につけることができます。
また教員と学生の距離はとても近く、お互いに対等に意見をすることができる環境です。
これは慶應義塾大学の、共に学ぶという半学半教という教育理念に基づいています。
ただし看護医療学部は基本的には看護に関する授業がメインです。
SFCの魅力
研究範囲が幅広い
SFCは他の大学ではないような科目、研究プロジェクトが多数あり、それらを自由に選択して履修できるので、まだ勉強したいことが決まってない、幅広く様々なことを勉強したいという方におすすめです。
都市・地域戦略、先端情報システム、先端領域デザイン、先端生命科学、環境デザイン、人間環境科学、政策デザイン、社会イノベーション、国策戦略など約100の分野の研究を選択して履修できます。
国際色が豊か
SFCは海外の学生や教員も多く、朝鮮語、中国語、マレー・インドネシア語、アラビア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語など様々な言語を学べるプログラムがあります。
外資企業や海外で就職する卒業生も多いのが特徴です。
就職に強い
SFCは様々な分野の科目があり、幅広く学べる環境です。
実践的な研究を学生も参加できることもあり、企業からの評価も高く、就職にも強いと言われています。
様々な企業にSFCのOBがいることもあり、キャリア選択の幅も広いことが強みです。
SFCの偏差値
総合政策学部:72.5
環境情報学部:72.5
看護医療学部:60.0
看護医療学部に関しては他の学部と比べてもやや低めで、穴場の学部です。
総合政策学部、環境情報学部は年々偏差値を上げてきており、全体の学部と比較してもかなり高めです。
一時期は偏差値が低めの時代もあり、穴場とも言われていましたが、今はどちらかというと狭き門の難関な学部になっています。
様々な幅広い分野の勉強ができる点、研究に参加できる点、就職に強い点が人気の要因になっていると考えられます。
SFCの入試
まず国語という科目はなく、小論文を必須で受験する必要があります。
また配点も200点と高く、対策をしないで受けるとまず不合格になります。
あと特徴としては地歴公民などが選択できないのが特徴です。
・数学or情報+小論文
・外国語+小論文
・数学+外国語+小論文
の3パターンで総合政策学部、環境情報学部は受験することができます。
看護医療学部は
・外国語+数学or化学or生物+小論文
で、こちらも小論文対策は必須になります。
英語、数学ともに難問も紛れており、全体的な難易度も高めです。
まとめ
今回は慶應大学のSFCについて簡単に解説致しました。
様々な分野を幅広く学びたい方におすすめの学部です。
大学受験エリートで慶應義塾大学の受験対策も行っております。
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お待ちしております!