疲れを放っておくと勉強に身が入らなくなってしまいがち。
疲れを覚えてしまったときは、速やかにリフレッシュさせましょう。
この記事では、勉強に疲れてしまう原因と、疲れのパターン別に対処法をご紹介しています。
疲れを溜めない秘訣も併せて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
勉強に疲れる原因
受験勉強に疲れてしまう主な原因として考えられるのは、以下の3つです。
・勉強がストレス
・体調不良
・勉強が面白くない
自分の勉強疲れのパターンがわかると、それぞれに適したやり方でリフレッシュできます。
まずは疲れの原因について詳しく探っていきましょう。
勉強がストレス
心と身体は繋がっているので、ネガティブな気持ちを常に抱えていると、自然と疲れを覚えてしまうもの。
大学合格という目標に対して過度にプレッシャーを感じていると、受験勉強そのものがストレスになってしまいます。
とはいえ、「受験に失敗したらどうしよう」とマイナスな考えが浮かんでしまうことは誰にでも起こりうることです。
大切なのは、ナーバスな気持ちを引きずらないようにすること。
勉強中は、問題を間違えてしまった自分につい意識を向けてしまいますが、必ずどこか成長している面があるはずです。
「昨日ミスした問題が今日は解けた」
「模試の判定は良くなかったけど、テストの形式に慣れてきている」
「ゲームの誘惑に打ち勝って机に向かった」
など、どんなに些細なことでも構わないので、自分を褒める癖をつけてください。それだけで心が軽くなり、前向きな気持ちで勉強に取り組めるようになります。
体調不良
勉強時間を多く取るために、睡眠時間を削ったり、食事がおろそかになってしまったりしていませんか?
勉強中はエネルギーをたくさん消耗するので、健康的な身体を維持することはとても大切です。
身体をしっかり休めるためには、十分な睡眠時間が必要不可欠。
また、寝ている間に脳は記憶を整理するので、睡眠が不十分だと学習したことが定着しにくくなります。
長時間の勉強で目が渇いていると、眼精疲労も起こりやすくなります。
目の疲れを放っておくと、勉強中に文字を読むのが辛くなるだけでなく、頭痛の原因にもなりかねません。
勉強が面白くない
自分の学力以上に難しい問題ばかりを解いていたり、苦手克服のために嫌いな科目にだけ取り組んでいたりすると、脳が退屈してしまいます。
脳が退屈すると、イライラして疲れを感じてしまうのです。
そんなときは少し手を休めて、勉強内容を見直してみる必要があります。
リフレッシュ方法3選
原因がわかったところで、ここでは疲れの種類別におすすめのリフレッシュ方法をご紹介していきます!
ストレス疲れには「散歩」
受験勉強によるストレスで疲れてしまっているときは、散歩をするのがおすすめです。
机から離れて外の空気を吸うと、気持ちがかなりリフレッシュされます。
散歩をするときは、できるだけ勉強のことは忘れるようにしてください。
風や太陽の光を肌で感じながらブラブラと歩き回ると、次第に頭がクリアになっていきます。
歩くと血の巡りが良くなるので、長時間の勉強で凝り固まった身体をほぐす効果も期待できますよ。
体調不良には「適度な休息・仮眠」
体調が思わしくないときは、一旦勉強を休んで身体の回復を優先させましょう。
身体に不調を抱えたまま勉強を続けても、頭がぼんやりして集中できません。
睡眠不足で勉強が思うように進まないときは、20分程度の軽い仮眠をとってください。
適度な仮眠をとると脳がハッキリとするので、かえって勉強効率が良くなります。
このとき、寝る時間が30分を超えないように注意してください。
あまり長い時間睡眠をとってしまうと、脳が「お休みモード」になってしまいます。
仮眠のお供として、ホットアイマスクやレンジで作る蒸しタオルで目を温めると、目の周りの血流が良くなり凝りがほぐれます。
眼精疲労に悩まされている方は、ぜひ試してみてください。
勉強が面白くないなら「勉強内容を見直す」
勉強が退屈で疲れを覚えてしまう方は、今取り組んでいる勉強内容を変えてみるだけで再びやる気を取り戻すことができます。
応用問題でつまずいてしまうときは、もう一度基礎問題にじっくり取り組んでみましょう。
基礎をしっかり確認すると、難しい問題があっさり解けるようになるものです。
自分が易しいと感じるレベルの問題集がスラスラと解けるようになってから、次のステージに進んでください。
学力に見合った勉強内容に取り組むことは、自信のアップにも繋がります。
勉強疲れを溜めないために
疲れを溜めないためには、日頃から規則正しい生活を送ることが大切です。
勉強に有効な時間管理術もご紹介するので、ぜひ試してみてください。
規則正しい生活をする
心身の健康を保ち、ベストなコンディションで試験本番を迎えるためにも、日頃から規則正しい生活を送るよう心がけましょう。
そのためにも睡眠は積極的に多くとるようにしてください。
高校生の睡眠時間は、最低でも6時間は必要です。
寝る前のスマホは睡眠の質を下げてしまうので、就寝する1時間前にはできるだけスマホを触らないようにします。
また、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。
脳に十分なエネルギーを届けるために、3食しっかりご飯を食べるようにしましょう。
夜間の食事は胃に負担がかかるので、睡眠の質が悪くなることがあります。
夜食を食べるのであれば、消化の良いうどんやおじやがおすすめです。
ポモドーロテクニックを取り入れる
人間の集中力はせいぜい30分が限界です。
集中力が切れた状態で頑張り続けると、どうしても気持ちがだらけて疲れを感じやすくなります。
勉強中は「ポモドーロテクニック」という時間管理術を使うのがおすすめです。
やり方はとても簡単。25分勉強したら、5分間の休憩をとります。
それを4回繰り返したら、30分のまとまった休憩時間を取りましょう。
いいところで時間が来てしまっても、途中で思い切って勉強をストップさせるのがポイントです。
自然とまた机に向かおうという気持ちになれます。
5分間の小休憩はスマホを触らず、目を瞑って脳を休めるようにしてください。
まとめ
この記事では、勉強に疲れる原因と、疲れ別の対処法をご紹介いたしました。
勉強疲れの理由を見極めることで、効率よく気分を切り替えることができます。
規則正しい生活を送り、日頃から疲れを溜めないこともポイントでした。
ポモドーロテクニックを取り入れながら、上手に疲れをコントロールしていきましょう。