今回は上智大学の理工学部について簡単に解説していきたいと思います。
理工学部
学科は物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科の3学科が設置されています。
上智大学理工学部は理工融合、文理融合を理念に多様化した社会の様々な課題に適応することを教育理念にしております。
理学と工学を両方学べる理工融合のカリキュラムを用意しています。
また理系学部ですが、文系科目も自由に選択できることによって、多様化した社会に適応できる力を習得することができます。
3つの学科は所属学科以外の授業も履修することができ、幅広い分野の学習ができるようになっています。
カリキュラムの特徴
上智大学理工学部は少人数制教育を取り入れており、履修科目の選択アドバイス、進路の相談など教員が学生一人一人に寄り添いながら行います。
クラスに分けることで、教員との距離も近く細かな指導まで可能になっています。
また基礎科目は3学科とも必修で、段階的に学べるカリキュラムが用意されています。
国際色の強い上智大学ということもあり、英語教育にも力を入れています。
海外の文献を読む際の翻訳能力、英語でのプレゼンテーションを将来することを想定して。
英語のコミュニケーション、プレゼンテーション力を高める英語教育も行っています。
物質生命理工学科
物質と生命を軸に、新しい物質創り、資源を循環して利用を目的に設置を目指すことを目的にしています。
物理学・化学・生物学・環境学・材料工学などを融合し、原子、分子、生命に及ぶ物質の基本を学び、社会に役立つことを目指します。
また環境と科学の融和を担う世界でも活躍できる科学者の育成にも力を入れています。
1~2年:理工学部の共通学科、基礎学科
3~4年:機能創造理工学科:専門的な応用科目、化学・物理学・生命科学に関する実験など
就職実績
凸版印刷、資生堂、大塚製薬、日立製作所、三菱電機、NTTコミュニケーションズグループ、スズキ、伊藤忠商事、みずほ証券、三井住友海上火災保険など
機能創造理工学科
理学、工学の融合による知恵を駆使して、産業技術と自然科学の発展、人と環境の融和に貢献できる人材の育成を目的にしています。
現代物理学・物性物理学・基盤数理科学、電気電子工学、機械工学などの専門科目を学ぶことができます。
これらを学んだあとに、それらの研究を行うのか、技術に応用するか、の2択で大きな進路を決めてより深く学ぶというカリキュラム構成になります。
また理工学部共通の科目を履修することもできます。
英語で文献を読めること、研究成果を発表できることを目的に、英語教育にも力を入れています。
大学卒業後は50%~60%の学生がより研究を深めるために大学院に進学しています。
情報理工学科
情報通信技術を駆使して、より良い情報社会を実現することを目的に設置され、4つのテーマ(情報通信、人間情報、数理情報、社会情報)について学びます。
情報通信:遠く離れた人やモノと、情報をすぐにやり取り可能にする通信技術を研究し、活用する
人間情報:情報の観点から人間を見つめ、人間に関わる情報学を社会の発展のために役立てる
数理情報:情報理工学、科学などの分野でも必要不可欠な数学を基礎から深い分野まで学ぶ
社会情報:企業、組織、社会の基盤である情報を効率的に活用して、構築する
1~2年:理工学部の共通学科、基礎学科、英語
3~4年:情報通信、人間情報、数理情報、社会情報の4つの分野の学科専門科目、卒論等
偏差値
物質生命理工学科:60
機能創造理工学科:60
情報理工学科:60
共通テスト型だと75% - 82%の得点率は必要です。
上智大学の中では偏差値は低めで穴場の学部です。
理系科目が得意な方はぜひ受験することをおすすめ致します。
入試の傾向
数学:微分積分、図形、ベクトル、複素数平面、証明問題、集合に関する出題がされやすい傾向にあります。
問題はそこまで難しくはないのですが90分の割に処理量が多いのでスピード感は求められます。
空欄補充タイプなので部分点は付きません。
英語:比較的長めの長文が2題、文法力、単語力、熟語力、語句整序などを試す問題も出されます。
長文を素早く読める練習は必須になります。
試験はすべてマークシートタイプです。
まとめ
今回は上智大学の理工学部について簡単にご紹介いたしました。
少人数制で英語教育にも力を入れていることから、就職にも強いと評判です。
理工学部の受験を検討される方は、公式サイトの情報をチェックすることをおすすめ致します。
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