「勉強したいけど、眠くて集中できない…」
受験勉強の敵である眠気。
つい寝すぎてしまい勉強が進まなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は、勉強中の眠気覚ましに効果のある対策方法をご紹介します。
眠気とうまく付き合いながら、受験勉強を頑張りましょう。
睡眠の質を上げつつ、眠気覚ましの方法を取り入れよう
受験勉強にとって眠気は悩みのタネです。
日中の眠気は、そもそも睡眠時間が不足していることが考えられます。
夜中まで無理をして勉強を続けている場合は、就寝時間を見直すことも視野にいれてください。
どうしても眠い時は思い切って勉強を切り上げて、朝に勉強時間を確保しましょう。
十分な睡眠は、勉強内容の記憶の定着や整理のために重要です。
個人差はありますが6~7時間の睡眠を確保することをおすすめします。
日中集中して勉強するには、睡眠時間だけでなく睡眠の質も重要です。
寝る直前にスマホを触っている人も多いのではないでしょうか。
ブルーライトが熟睡を妨げる原因になるので、出来るだけスマホは控えるように心がけましょう。
また、寝る直前には食事を控えることや、きちんと湯船に浸かることは、睡眠の質を高めてくれます。
リラックスした状態で十分に身体を休めましょう。
眠気覚ましに効果のある方法
眠気覚ましに効果のある方法を紹介していきます。
自分に合う対策法を見つけてくださいね。
深呼吸をする
勉強に集中すると呼吸が浅くなる傾向があります。
すると、脳が酸素不足になり眠気が引き起こされやすくなります。
鼻から空気を吸って、数秒息を止め、ゆっくりと鼻から吐くという一連の流れを繰り返しましょう。
眠気対策だけでなく集中力が上がって気分も安定する効果があります。
目を労わる
勉強中に眠気がある場合は、集中による目の疲れを癒すことでも解消できます。
目頭の上に位置する左右の眉毛近くにあるくぼみは「晴明」というツボがおすすめです。
10秒ほど軽く親指を当て押し上げるようにすると視界がすっきりしますよ。
集中力を上げたい時は、こめかみ付近で眉尻から下がった場所にある「太陽」というツボも効果あり。
人差し指で押すことで頭の疲労の解消が期待できます。
自宅では、ホットアイマスクを使って目を労わることも眠気覚ましに効果的です。
ストレッチをする
ずっと同じ姿勢でいると、血行が悪くなり脳の血流も下がるので眠気が引き起こりやすくなります。
大きく身体を動かせる環境であれば、ラジオ体操など全身のストレッチを取り入れましょう。
授業中の場合は、腕を回したり、前かがみの姿勢を伸ばしたりするようなストレッチなら簡単です。
首こりや肩こり解消にもなるので気分もすっきりしますよ。
仮眠をする
どうしても眠くて集中できない場合は、仮眠を取り入れることをおすすめします。
しかし、ついつい長時間寝てしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
仮眠をする時は30分以内に留めることが効果的です。
起きられるかどうか心配な人はタイマーを二重にセットするなどして対策をしましょう。
「パワーナップ」と呼ばれている日中の短い仮眠は、集中力や記憶力を上げてくれストレス解消にもなるともいわれています。
勉強の作業効率を上げたい人は、意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。
ご飯の量や食べ方を調節する
昼食後は、急な眠気に襲われて授業中に眠ってしまう人も少なくありません。
消化器官に血流が集中することや、ご飯やパンで血糖値が急激に上昇することが原因で頭が、ぼーっとする感覚になります。
昼ご飯は、野菜を含む栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
また、食事量は8分目に抑えることや、よく噛んで食べることを意識することで急激な眠気対策につながります。
部屋の換気をする
窓を閉め切って暖かい部屋で過ごしていると、眠気を引き起こしやすくなります。
定期的に換気をして、新鮮な空気を入れましょう。
一般的に少し肌寒いと感じるくらいの環境が、集中して行動できるといわれています。
自宅では、エアコンの温度をいつもより低めに設定することを検討しましょう。
また授業中はカーディガンなどの衣服で体温調整することもおすすめです。
勉強する科目を変える
眠気のある状態だと、同じ科目の勉強をしていても、進みが悪くなってしまいます。
長文読解やあえて難しい問題に挑戦するなど、科目や勉強内容を変えることが効果的です。
頭の切り替えをすることで眠気対策につながるでしょう。
勉強場所を変える
気分転換に勉強場所を変えてみることも眠気覚ましには効果があります。
リビングや図書館など自室以外で、他の人がいる環境に移動してみましょう。
受験本番は、大勢の受験生の中で試験に取り組むため、少しザワザワと人の気配がある場所に慣れることも大切です。
外では過度にリラックスした状態にはなりにくいので、集中して勉強を進めることが可能でしょう。
受験生には良質な睡眠時間の確保と、こまめな眠気対策が大事
今回は、勉強中の眠気覚ましに有効な対策方法や、睡眠の質を上げる方法をご紹介しました。
眠い状態のまま頑張って机に向かっていても、学習効率は下がってしまいます。
十分な睡眠時間を確保して、体調管理を行うことも受験生にとっては大切です。
さまざまな方法を取り入れながらメリハリをつけて勉強することで集中した時間を長く継続できますよ。
勉強中の眠気とうまく付き合いながら志望校合格を目指して頑張りましょう。