このカテゴリーでは、参考書・問題集おススメ4選を使って学習する際に、前もって知っておきたいことをIzu(いず)が質疑応答形式でお話しします。
第2回は、【英文法理解(参考書の使い方)】編です。
今後の英語学習にお役立てくださいね。
① 英文法の参考書ってたくさんありますが、選ぶポイントはどこですか?
そうですね、大学受験向けの英文法参考書ってたくさん出版されていますね。
このサイトで紹介している「4選」も、しぼるのにかなり時間がかかりました。
載せられなかった参考書の中にも、もちろんいいものがまだまだありますのでね…
このレベルには絶対コレ!という訳ではありません。
以下のチェックポイントをクリアする参考書を1冊、選びましょう。
□ 今のご自身の学力と乖離し過ぎていない(これは第一優先です)
□ レイアウトが好み(イラストが多くて良いor1ページにぎっしりで良い など)
□ 文章体が好み(固めの説明調が好きorくだけた会話調が好き など)
□ 文字の色使いが好み(多色が好きor落ち着いた色使いが好き など)
□ 他のユーザーの評価が高い(Amazonレビューなどを鵜呑みにしない程度に参考に)
極端な話、到達レベルさえ間違えなければ、あとは好みの問題と言ってもいいでしょう!
使うのはアナタなのですから、使いやすいと思えることが1番ですよ。
② 同じ参考書をずっと最後まで使うものですか?
これは人によって異なります。
例えば、現在高校2年生で、参考書を使う目的が「英語の苦手脱却」だとします。
その場合、最初から「難関大学まで対応」のような参考書で学習を始めると、情報量が多すぎて学習が進まないなどとなってしまうかもしれません。
ですので、「高校英文法の入門」のような位置づけの参考書でひと通り学習をし、力がついてきたらワンランク上の参考書に切り替えてさらに深める学習をする方がよさそうです。
逆に、現在高校3年生で、参考書を「英文法の辞書的位置づけ」で使いたい、英語が得意な方だとします。
その場合は、1つ1つの単元をかなり深く扱っている参考書が当然適しますよね。
最初から読んで勉強していくというよりは、分からない問題に対して文法事項を確認するような用途です。
したがって、応用レベルまで対応している参考書を1冊持っておけば充分ということになります。
先の①でも書きましたが、今のご自身の学力と乖離し過ぎていないことが重要です。
学習が進み、ご自身の実力が上がれば、それに見合う参考書にレベルアップすればいいのではないでしょうか。
もちろん、受験学年(高3)でなくとも、応用レベルまで読んで理解できる力をお持ちであれば、最初から難関大学にも対応できるような参考書でいいと思います。
③ まずは参考書をひたすら読んで理解すればいいですか?
ん~、学習効率を考えるならば、アウトプットを挟んだ方がいいでしょうね。
そもそも「ひたすら読む」だけだと単調になってしまいますし…
たいていの参考書は、英文法のテーマ別になっていると思うんですね。
不定詞・動名詞・分詞・関係詞・接続詞・仮定法・・・のような感じで。
1つのテーマをじっくり読んで理解したら、そのテーマの演習を取り入れましょう!
鉄は熱いうちに打て、と言いますし。
ご自身のレベルに合う「文法テーマ別」になっている問題集を用意しましょう。
例えば、不定詞を参考書で学習したら、問題集「不定詞」の部分をやってみる、そんな行き来がおススメです。
理解した文法テーマがどのように出題されるかを実感し、解けなかったら参考書に戻り復習すればいいと思いますよ。
理解→演習→復習、の循環で学習を進めていってくださいね!
④ 何か上手い参考書の活用例みたいなものはありますか?
確かに、ただ読み進めるだけでは「やった感」があまり出ないですよね。
上の③で、問題集とリンクさせて学習を進める、という話をしました。
これを参考書に反映させる、という工夫をする方は伸びますね!
いくつか例を挙げてみましょう。
◇ 問題集でポイントとなった文法事項を探しそこにマーカーを引く
◇ ご自身の理解した項目を参考書に手書きで付け足すor付箋を貼って付け足す
◇ 間違えた問題番号と該当ページを参考書の対応部分にメモしておく
演習を通して学習したことや抜け落ちていたことを参考書に反映させることで、情報がつまった「自分だけの1冊」になりますよ!
やり方はご自身で工夫していいと思いますので、この「行き来」を形にしましょう。
⑤ 上の兄弟・姉妹が使っていたものをそのままお下がりで使っても問題ないですか?
はい、意外とこの質問は多いです。
英文法の内容はいつの時代も大きくは変わりませんので、お下がりでもいいと思います。
大事なのは、先ほど述べた①の項目をクリアしていることですね。
また、④で書きましたが、上の兄弟・姉妹が「手書き」でいろいろ情報を付け加えていたなら、新しいのを買いましょう。
まとめ方、つまずいたポイントなど、そっくり同じになるはずがないですからね。
「自分なりの工夫の仕方」があると思いますので、すでに余白にいろいろ書かれているお下がりの使用はおススメしません。
以上、よくある「英文法理解(参考書の使い方)」に関するQ&Aでした~!
今のご自身の学力に合う、使いやすいと思えるものを見つけ、アウトプットを挟みながら地道にやり切ってくださいね!