このカテゴリーでは、参考書・問題集おススメ4選を使って学習する際に、前もって知っておきたいことをIzu(いず)が質疑応答形式でお話しします。
第4回は、【英文法応用演習(問題集の活用)】編です。
今後の英語学習にお役立てくださいね。
① 英文法の問題集ってたくさんありますが、選ぶポイントはどこですか?
そうですね、大学受験向けの英文法問題集ってたくさん出版されていますね。
今回のテーマは「英文法応用演習」です。
応用力をつけるのに適した問題集は、以下のチェック項目を満たすものがいいですよ!
□ 基礎演習よりも難易度が高い問題集(目指す大学の出題レベルに近い)
□ 難関大学を目指す方は「整序問題」ばかりの問題集でブラッシュアップ
□ まだ英語に不安を残す方は「4択問題」中心の問題集でOK
応用力をつける段階では、その時の学力や目標大学によって選ぶ問題集のタイプも変わってきます。
内容を確認し、その時の自分に合うものを購入しましょう。
② やはり2周3周と繰り返しやった方がいいですか?
応用力をつける段階とはいえ、1周やっておしまい、とはいきません。
ですが、この段階に入ると、入試までの残り期間に余裕はおそらくそんなにはありません。
ですので、「工夫」を加えて時間をかけ過ぎずに進めましょう。
以下の工夫は、英文法基礎演習でご紹介した「次善策」の内容です。
この工夫は、応用力をつける学習段階においてはむしろ「推奨」できる学習法になります。
>例えば、1周目は普通にやるとして、2周目は「間違い印のついた問題だけ」などとするのもいいかもしれません。
>ただ、その場合、1周目で「たまたま正解した」問題をスルーしてしまうリスクがあります。
>ですので、1周目は「正解したが根拠があやふやな問題」には△印をつけるなどし、2周目にスルーしないような目印をつけておきましょう。
応用力をつける学習段階では、解けなかった問題から不足していた知識を補強することが第一の目的です。
根拠を持って正解を導けた問題に、時間をかけすぎる必要はありません。
できなかった問題のポイントを確認するくらいで十分、くらいに割り切って進めましょう。
③ かなりの問題数ですが、1周の目安はどれくらいでしょうか。
こちらも個人差があるとは思いますが、だいたい2~3か月くらいと考えましょう。
基礎演習でだいぶ力をつけている前提ですので、スムーズに解ける問題も多いはずです。
基本は「毎日」同じくらいの問題数をこなしていくイメージですね。
例えば、1日10題×30日×3か月=900題、単純計算ですが進みます。
いつまでに1周終わらせる、という目標を最初に立ててください。
そこから逆算して、1日あたりに進む問題数を決めましょう。
あとは、コツコツ「毎日」進めるだけです。
2周目の「間違えた問題解きなおし」は、スキマ時間でこなせば大丈夫ですよ。
④ 間違えた問題は解説でポイントを確認するくらいでいいですか。
上の②で述べた通り、応用力をつける段階では、基本はそれでよいと思います。
ですが、「ポイントの内容がほぼ頭から抜け落ちていた」という場合は、英文法の参考書に戻ってください。
応用演習の後、じっくり英文法を確認する機会はそうありません。
解説を読んでもしっくりこない場合は、最後の確認の機会だと思って参考書でよく復習するようにしましょう。
もちろん、抜け落ちていたポイントにがっちりマーカーを引いておくなど、学習した証も残しておきましょう!
⑤ 応用演習以降は英文法に特化した学習はしなくてよいですか。
おそらくそうはいきません笑。
入試直前期は、志望大学の傾向を踏まえた対策が必要になります。
具体的には、以下の出題形式対策が考えられますね。
□ 和文英訳(英作文)対策
□ 誤文訂正・正誤問題対策
□ 空所補充対策
志望大学・学部が決まり、過去問演習の段階で「この形式の問題が自分は苦手だなぁ。」などの傾向がつかめると思います。
そこに合わせた演習を、仕上げの段階で持ってきたいですね。
もちろん、英文法学習のブランクが空くので、その不安を払拭するためにも直前期に仕上げ用の問題集を1冊こなすのもアリです。
ただ、他の科目との兼ね合いもありますので、やりきれる量をやりましょう。
もちろん、新しい問題集である必要もありません。
これまでに学習した問題集の「×印がついている」問題を、直前期に確認の意味で再度やってみるのもいいと思いますよ。
直前期の戦略は十人十色ですので、迷ったら自分の学習状況をよく知る人に相談してみてくださいね。
以上、よくある「英文法応用演習(問題集の活用)」に関するQ&Aでした~!
これまでに培った土台に、ゆるぎない応用力を加えて「英文法問題」に自信が持てるようにしていってくださいね!