「無事に時間通り会場まで辿り着けるかな…」
「緊張しすぎて今までの頑張りを発揮できるか心配…」
「睡眠不足で試験に集中できなくなったらどうしよう」
待ちに待った本番の前日、こういった不安を抱えているのではないでしょうか。
長い間ずっと頑張り続けてきたからこそ、その努力を決して水の泡にしたくないですよね。
本番で実力を100%出し切れるよう、試験の前日は心身ともに良いコンディション作りを目指しましょう。
本記事では、万全の状態で共通テストに挑むための前日の過ごし方について紹介します。
受験生の方は、ぜひ参考にしてください。
【要確認!】共通テスト前日に必ずすべき事4選
テストの前日に最低限しておかなければならない事について解説します。
「もう準備はバッチリ!」と思っている方も、今一度確認しましょう。
①持ち物を準備する
まず何よりも優先すべきは、会場に持っていく物の準備です。
リストを以下にまとめているので、ぜひチェックしてください。
〈試験を受ける上で必須の物〉
・受験票・写真票
・学生証(または身分証明証)
・黒鉛筆(H・F・HBのみ、多めに用意しておく)
・プラスチック製消しゴム(同じく複数用意しておく)
・鉛筆削り(電動式・大型・ナイフは不可)
・時計(機能付きや音が出るものは不可)
・マスク(予備も持っておく)
・財布(交通費のお金など)
・「受験上の注意」
〈無いと困る物・持っていたら良い物〉
・携帯電話
・軽食
・ICカード
・地図
・ハンカチ
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・参考書
・防寒グッズ
・傘
・メガネ
・コンタクト
・目薬
②試験会場までの行き方を確認する
会場までのルートや利用する交通機関の時刻などを確認しましょう。
「多くの受験生が同じ場所に向かうから、流れについていけば大丈夫だろう」と思うかもしれません。
ですが決して慢心せずに、自分でもきちんと調べておくことが必須です。
また、会場に向かうまでの道は「Googleマップ」などで見ると具体的にシミュレーションしやすいので、是非活用してみてください。
③天気を確認する
当日の天気予報をチェックしておくことも重要です。
降水確率が低くても、念のために折りたたみ傘を持っておいた方が無難でしょう。
また、地域によっては雪が降る可能性も低くありません。
天候の影響で到着予定時間より遅れてしまう場合もあるので、余裕を持って家を出るようにしましょう。
④携帯電話の充電をしておく
いざというときの連絡手段やルート等を調べるツールとして、携帯電話は欠かせません。
しかし、充電が不足していると必要に迫られたときに困ってしまいます。
当日に充電満タンの状態になっているよう、前日の夜に忘れず充電しておきましょう。
また、試験室内では必ず携帯電話をカバンの中にしまい、音やバイブが鳴らないよう通知を切っておかなければいけません。
守らないと、不正行為と見なされることになりますので注意しましょう。
電源の切り方が分からなければ、必ず早めに確認してください。
コンディションを高める前日の過ごし方
良いコンディションで当日を迎えるための、「勉強」「食事」「睡眠」に関するアドバイスを紹介します。
ぜひ実践してみてください。
〈勉強〉手軽にできて点数に直結しやすい暗記ものがオススメ
試験前日の勉強は頭も身体も疲れないよう、ほどほどにしておきましょう。
スキマ時間でも簡単にできる、一問一答や単語帳などの暗記ものがオススメです。
せっかく覚えた所を本番までに忘れないよう、当日も参考書を持参して移動中や休憩中に復習すると更に良いでしょう。
〈食事〉食べ過ぎや、胃に負担をかける食事はNG
当日お腹を壊してしまわないように、前日の食事は特に気をつける必要があります。
脂っこいもの・辛いもの・冷たいもの・生ものなどは避けたほうがベターです。
ご飯やパンなどの炭水化物を摂れば、脳のエネルギー源になるブドウ糖を摂取できます。
ただし、たとえ身体に良いものでも食べ過ぎ・飲み過ぎには注意しましょう。
もちろん、当日の食事も同様に心がけることが必要です。
〈睡眠〉眠れないからと言って夜更かしは禁物
夜遅くまで起きて勉強の追い込みをするのはかえって逆効果です。
当日頭がボーッとして集中できないことにならないよう、6時間以上は眠りましょう。
ぐっすり眠るために、ホットミルクを飲んだり軽いストレッチを行うという方法があります。
どうしても眠くない場合でも夜更かしはせず、とにかく早めに布団に入って目を閉じましょう。
【事前に知っておきたい!】トラブルがあった場合の対処法
トラブルは無い方がもちろん良いですが、何があるかは分かりません。
その時にどうしたらよいかを事前に知っておけば、焦らずに適切な行動をとれます。
受験生が心配しがちなトラブルの対処法を紹介しますので、押さえておきましょう。
受験票を忘れてしまった
当日は忘れ物をしないよう、持ち物確認には細心の注意を払う必要があります。
しかし万が一、受験票を忘れたり紛失してしまった場合でも、会場で「仮受験票」の発行申請をすれば受験可能です。
ただし手続きには少し時間がかかるので、なるべく早めに申請する必要があります。
交通機関が遅れている(運転見合わせになっている)
自分に落ち度がなくても、交通機関のトラブルで予定時間に間に合わない場合もあります。
共通テストの「留意事項」によると、その際は試験開始時刻を遅らせるという対応をすることもあるそうです。
まずは慌てずに、受験票に載っている「問合せ大学」に電話して状況を報告しましょう。
詳しくは公式サイトや「受験上の注意」などで確認してください。
共通テスト当日は楽しむくらいの気持ちで
本番の前日にするべきことや、コンディションを上げる過ごし方についてお伝えしました。
それでもまだ「明日を迎えるのが怖い」と思うかもしれません。
しかし不安な気持ちが強くなりすぎると、心身に影響が出てしまいます。
ですから、本番当日は「楽しもう」という気持ちで挑むのが一番です。
周りに惑わされず、今までの頑張りの見せ所と思ってベストを尽くしましょう!