東大に合格するためには、一日あたりどの程度の勉強時間が必要なのでしょう。
ここでは、合格生も実践していた毎日の勉強時間について、徹底解説したいと思います。
東大合格を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
東大に現役合格するための勉強時間
東大に現役合格するための勉強時間を、時期ごとに詳しく解説します。
高1
大学受験までまだ時間のある高1では、平日は2時間~2時間半程度勉強をすれば問題はありません。
土日などの休日も3時間程度の勉強時間を確保できれば大丈夫です。
必須科目の英語・数学を中心に、学校で出される宿題や授業の予習・復習をしっかり行うようにしましょう。
高2
高2では、平日は3時間、休日は4時間程度の勉強時間を確保するようにしましょう。
高1のときよりも「大学受験を見据えた勉強」を意識することをおすすめします。
授業の予習・復習はもちろんのこと、得意な科目は先取り学習をしておくのも効果的です。
高3(春)
高3(春)では、平日は4時間半~5時間、休日は7時間程度の勉強時間が必要です。
部活(特に運動部)に入っている場合は十分な時間を確保するのが難しくなる時期ですが、早起きをする・隙間時間に勉強をするなどの工夫で乗り切りましょう。
また、学校の授業にプラスして、市販の参考書などを学習に取り入れることも大切です。
高3(夏)
高3(夏)、つまり高3の夏休みは1日10時間を目安に勉強をしましょう。
特に、部活などで十分な勉強時間が確保できなかった人にとって、夏休みは巻き返しの大チャンスです。
この時期の努力が受験結果を左右すると肝に銘じて、しっかりと取り組むようにしてください。
高3(秋)
高3(秋)では、平日は4時間半~5時間、休日は10時間程度の勉強時間を確保しましょう。
この時期になると部活も終わり、夕方前には下校できるので、平日も比較的勉強時間を確保しやすくなります。
学習内容としては、共通テストや二次試験の過去問にも取り組み始めるタイミングです。
高3(共通テスト前)
高3(共通テスト前)も、高3(秋)に引き続き、平日は4時間半~時間、休日は10時間程度の勉強時間を確保しましょう。
共通テスト直前ということもあり、追い込みの時期に突入します。
しっかり勉強を進めつつも、無理をして体調を崩すことのないように注意してください。
また、苦手科目を克服して合計点の底上げを図ることが大切です。
高3(二次試験前)
長かった受験勉強もいよいよ大詰めです。
高3(二次試験前)は「起きている時間はすべて勉強につぎ込む」くらいの勢いで勉強に取り組みましょう。
ここでもうひと踏ん張りできるかどうかが、受験の合否を左右するといっても過言ではありません。
東大現役合格生の平均睡眠時間
東大に現役で合格した生徒の平均的な睡眠時間は、1日6~7時間前後とされています。
1日5時間以下の人は少なく、共通テストや二次試験前でも最低限の睡眠時間は確保していたケースが多いようです。
必要以上に睡眠時間を削ってしまうと、記憶力や集中力が低下したり、体調を崩したりする恐れがあります。
東大に合格するためには、コンディションを良好に保つことも大切です。
どんなに忙しいときでも、1日6~7時間程度は睡眠をとるようにしましょう。
受験勉強のモチベーションを保つコツ
受験勉強は数年に渡って続く長い道のりです。
その間、勉強に向かうモチベーションを保ち続けるにはコツが必要です。
学習環境を整える
受験勉強において学習環境を整えることはとても大切です。
漫然と勉強をするのと、学習に適した環境で集中的に勉強をするのとでは、同じ勉強時間でも効果の差が歴然だからです。
おすすめの環境は塾の自習室や図書館です。
周囲の人たちも静かに勉強をしている環境であれば、目の前の課題に集中して取り組むことができます。
また、自分の部屋で勉強をしているとついサボってしまうという人は、リビングで勉強をするのもおすすめです。
親の目がある場所で勉強をすることで、スマホを見るなどのサボりを抑止する効果が期待できます。
勉強内容を見直す
勉強をしてもなかなか成果が出ないと、モチベーションは下がってしまいます。
そんなときは勉強内容を見直してみるのも有効な方法の一つです。
勉強時間ばかりが長くても、勉強方法や内容が自分に合っていないと成績を伸ばすことはできません。
客観的な自己分析を行い、自分が理解できていないポイントや苦手なポイントを把握して、その部分を徹底的に克服することが成績アップにつながります。
勉強の成果が成績アップという形で実感できると、モチベーションの維持にもプラスに作用するでしょう。
まとめ
東大に合格するためには、勉強時間の長さだけでなく、モチベーションの維持や勉強の質にも注意を払う必要があるということがお分かりいただけたでしょうか。
東大合格までの道のりは決して簡単ではありませんが、地道に努力を続ければきっと報われるはずです。
効果的かつ実践的な受験勉強のためにも、こちらにご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。