受験勉強に対してやる気が出ず、焦っていませんか?
その状態が続くと余計勉強が嫌になり、負のループにハマりかねません。
この記事では、勉強のやる気が出ない原因と、その解決方法をご紹介しています。
きっと前向きな気持ちで勉強に取りかかれるようになりますよ!
やる気が出ない原因
勉強をするのが億劫になってしまう理由は一体何でしょうか?
考えられる主な原因は以下の3つです。
・部屋が散らかっている
・目標が曖昧
・心身のコンディションが万全ではない
それぞれについて詳しく解説していきます。
部屋が散らかっている
部屋の中が乱れていると、脳は知らず知らずのうちにストレスを感じてしまいます。
また、勉強机からゲームやテレビが目に入るのも問題です。
スマホをすぐそばに置いておくのも良くありません。
学習とは関係ないものに囲まれていると、気が散ってしまいやる気が削がれてしまいます。
目標が曖昧
大学に行きたいという気持ちはあっても、その理由が具体的でないと、やる気を起こすのは難しくなります。
好きなことを後回しにしてまで勉強をするには、強い動機が必要だからです。
勉強をするメリットが頭に思い描けないと、なかなか実行に移すことができません。
現実離れした目標設定も、道のりが遠く感じられてやる気が起きなくなってしまいます。
心身のコンディションが万全ではない
長時間の受験勉強は、案外体力を消耗するもの。
前向きな気持ちで勉強に取り組むには、心身の健康がとても大切です。
疲れが溜まっていたり、寝不足が続いていたりすると、やる気が起きにくくなってしまいます。
身体だけではなく、心の健康も大切です。
悩み事があると、そちらに気を取られて勉強に身が入りません。
不安を抱えているときは、しっかりと悩みと向き合い、早めに解決させてしまった方が得策です。
やる気の正体を知ろう!
人々が「やる気」と呼んでいるものの正体、それは「ドーパミン」です。
ドーパミンは、快感や喜びに関わるホルモンなので、これが不足すると「やる気が出ない」と感じてしまいます。
このドーパミンの出し方はただ一つ。
「実際にやりはじめる」ことです。
勉強をはじめるためのやる気が欲しいのにそんなの矛盾している、と思われるかもしれませんが、やる気が出るのを待っているだけではいつまで経っても勉強に取りかかれません。
「やる気は出るものではなく出させるもの」。
そう割り切って、作業に取り掛かりやすくなる工夫をすると、億劫だった勉強がすんなりはじめられるようになります。
勉強をスタートさせるコツ3選
ここからは、勉強がスムーズにはじめられるコツを解説していきます。
勉強する環境を整える
「やる気が出ない原因」でも解説した通り、散らかった環境の中では勉強に身が入りません。
まずは勉強がはじめやすくなる環境を整えていきましょう。
勉強部屋には、なるべく勉強と関係ないものは置かないようにします。
ゲームやテレビ、漫画などは、「受験勉強の間だけ」と割り切って収納スペースにしまい込んでください。
使わない参考書や問題集も片付けてしまいましょう。
机の上には、本当に必要な勉強道具だけを置くようにするのです。
自室で勉強すると気持ちがだらけてしまうのであれば、図書館やカフェを利用するなど、場所を変えて勉強するのもおすすめです。
人によって集中できるシチュエーションは違うので、いろんな場所を試してみてください。
ルーティンを作る
新しくやり始めたことは、2週間続けると習慣化すると言われています。
その法則を利用して、勉強を日々のルーティンの中に組み込んでしまいましょう。
・家に帰って手を洗ったら真っ先に机に向かう
・寝る前に布団の中で英単語の本を開く
・ストレッチをしたら勉強をすることにする
など、自分が取り入れやすい方法ならなんでも構いません。
続けていくうちに、ルーティンが崩れるとソワソワするようになります。
いちいち「勉強しなきゃ」と思わなくても机に向かえるようになりますよ。
勉強は得意科目からはじめる
勉強のやる気を引き出すには、とにかくやりはじめることが大切でした。
1日の勉強計画を立てるときは、はじめに自分の得意科目を持ってくるとスムーズに勉強に取り掛かれます。
単純な計算問題や、何回か解いたことのある問題集もいいですね。
易しい内容のものからスタートし、自分にエンジンをかけましょう。
やる気を持続させる方法
やる気の出し方がわかったら、今度は勉強のモチベーションを保ち続ける方法です。
目標の立て方を工夫する
目標を立てるときは、大きな目標だけでなく、小さな目標も設定します。
小さな目標とは、すぐに達成できる勉強のタスクのことです。
「英語の長文問題を1日1題解く」「歴史の問題集を2ページずつ進める」など、やることを細分化してください。そして、何か一つやり終えるたびに自分を褒めてあげましょう。
ご褒美を設ける
ストイックに頑張り続けると、どうしてもどこかで息切れしてしまうもの。
そうならないよう、ときどき頑張っている自分へご褒美を設けてください。
・この単元をやり終えたら30分間スマホを解禁する
・今日のノルマを達成したら趣味に取り組む
・問題集を3ページ解いたら甘いものを食べる
など、自分のテンションを上げられるものならなんでも大丈夫です。
「あとちょっとだけ頑張ろう」と、前向きに考えられるようになりますよ。
どうしてもやる気が出ないときは
色々試してみたけど、どうしてもやる気が出ない…。
人間誰しもそんな日があるのは当たり前です。
そんなときは、次にご紹介する対処法を試してみてください。
志望校に通っている自分を想像する
気持ちがだらけてしまったら、憧れの志望校で大学生活を送っている自分を想像してみてください。
なんだか気持ちがワクワクしてきませんか?
どんな服装で通うか、サークルは何がいいか、など、想像する内容はできるだけ具体的な方がいいです。
志望校の写真を目に見えるところに貼っておくのもおすすめですよ。
先輩の体験談を読む
志望校に実際に合格した人の体験談を読むと、モチベーションが上がるだけでなく、合格するためのポイントや勉強を頑張るための秘訣なども知ることができます。
また、先輩が歩んできた努力を知ることで、自分は孤独ではないと感じられるでしょう。
合格の体験談は、インターネットで検索すると簡単に出てきます。
勉強に疲れてしまったときはぜひ探してみてください。
1日休んでみる
どうしてもやる気が湧いてこないときは、単純に身体が疲れてしまっているのかもしれません。
無理に勉強をしようとしても、ストレスを感じて余計に勉強が嫌になってしまいます。
そんなときは、思い切ってまる1日勉強を休んでみましょう。
一日休むだけで驚くほど気分がリフレッシュされるもの。
次の日から気分をあらためてまた頑張れば大丈夫です。
あまり追い込みすぎず、ときには自分を甘やかしてくださいね。
まとめ
勉強のやる気が出ない原因と、その解決方法をご紹介させていただきました。
やる気をひき出すには、まずやりはじめることが大切。
勉強をはじめるハードルを下げるだけで、机に向かうのが嫌ではなくなります。
ときどき休憩を挟んでリフレッシュしながら、上手にやる気と付き合っていきましょう!