今回は早稲田大学の人間科学部ついて簡単に解説していきたいと思います。
1つ1つ見ていきましょう。
人間科学部
学科は人間環境科学、健康福祉科学、人間情報科学の3つの学科が設置されています。
人間科学部は総合性と独創性を活かして、現代のあらゆる問題の解決、持続可能な社会を目指し研究を行っています。
異職種や、異なる分野のマネジメントや、新しい取り組みを行うことができる人材の養成に力を入れています。
学生が人間科学部で学んで得る能力の目標として、リテラシー、方法論・専門性、学際性・多様性、デザイン力、協働性、反省性・倫理観、自己教育の7領域17項目があります。
リテラシー:日本語の運用、外国語の言語力の習得。情報やデータ分析、表現ができるデータリテラシーの習得。
方法論・専門性:科学的、論理的な考える力、専門知識や方法論の習得。主観的経験や論理的問題を解釈学的な方法で考えることができる。専門的な知識の元、分析を行う力。
学際性・多様性:社会に関心を寄せ、多様性を理解することができる。人間的事象を広い視野でとらえ、対処すべき問題を見つけることができる。様々な専門性を横断し、インターディシプリナリーな視点で物事をとらえることができる。
デザイン力:研究プロジェクトを管理することができる。問題解決の向けての行動プランをデザインできる。研究成果に対しての考えを表現することができる。
協働性:異なる意見、価値観、文化、言語を持つ他者と協働することができる。広い専門性を横断してインタープロフェッションを推進する知識や技能を身に着ける。
反省性・倫理観:公正な倫理観を持ち、社会に貢献したいという考えを持つ。科学の可能性を理解し批判や反省をすることができる。
自己教育:自律性、積極性、協調性を身に着け自己教育することができる。自分のキャリアプランをデザインすることができる。
これらの能力を持てる人材を育てるためのカリキュラムが用意されています。
カリキュラム
基礎となるリテラシー科目ではデータリテラシー、日本語、外国語の授業で構成されています。
データリテラシー:データ分析に必要な技術の習得や統計学、数量的なとらえ方についての基礎を学びます。
日本語:日本語、日本文化を学び文章作成能力、言語、文化への理解力を養います。
外国語:英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語の中から2つ選択し、言語、文化、歴史について理解します。
人間科学教養科目は人間学、科学論、論理的・数理的思考、言語、システム、デザイン、倫理と共生の7カテゴリーから選択して履修します。
3年生からは少人数制のゼミにて専門分野の研究を行い、卒業論文としてまとめます。
入試の方式
人間科学部の一般選抜は文系、理系の学生の両方が受験することができるように文系方式と理系方式に分かれています。
文系方式:英語・国語・社会または数学
理系方式:英語・数学・理科
その他に以下のような入試方式があります。
・大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストのみ方式)
・一般選抜(共通テスト+数学選抜方式)
・FACT選抜
・指定校推薦入学試験
偏差値
偏差値:62.5~67.5
早稲田大学の中では偏差値が低めの学部で、文系、理系の両方の方式があることから狙い目の学部と言えるでしょう。
特に理系方式は倍率が低い場合もあるので、数学が得意な方は特におすすめの学部です。
入試の傾向
数学:大問5つから構成されており、マークシート方式です。理系と文系では1部問題が異なります。
理系はベクトル、微分積分の問題が出題される確率が高いです。
文系は三角関数と図形と方程式の問題がよく出題されます。
難易度はそこまで高くはないですが60分なのでスピード感は求められます。
英語:全てマーク式ですが、正解が選択肢にはないという答案もあるのできちんと理解していないと正解するのは難しいです。
長文も8問ほどあるのでスピード感も求められます。
英文法、イディオム、熟語に関する問題も多いので対策が必要です。
長文などは時事問題を扱う場合も多々あるので、時事ニュースも日ごろから見ておくといいでしょう。
国語:大問3つ(現代文、古文2つ)から構成されています。
現代文は難易度が高めで、古文、漢文は標準レベルです。
国語の現代文は文章量の多い時事テーマの場合もあるので要注意です。
文学史もよく出題されるので対策が必要です。
まとめ
今回は早稲田大学の人間科学部について簡単にご紹介いたしました。
早稲田大学の中では偏差値は低めで、理系方式と文系方式どてらでも受験できるため狙いめの学部です。
人間科学部の受験を検討される方は、早稲田大学公式サイトの情報をチェックすることをおすすめ致します。
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