受験勉強をしていると、言葉では表現しづらい不安感や笑顔をつくることがしんどいと感じるような時はありませんか?
そうした気持ちは誰でも起こります。
勉強は自分自身との戦いです。
人間はきちんと自分が今までしてきたことが無駄になっていないか、他の人に置いていかれていないかなど確認をとりたくなるものです。
そして、そうした不安感は、頑張っているときほど感じやすい傾向があります。
不安感は決して悪いものではなく、自分自身をさらに人間的に成長させてくれるものですが、長く不安感を抱き続けるのは正直しんどいですよね。
今回は、そんな勉強をしていて不安に襲われた時の気持ちの切り替え方等対処法をまとめました。
勉強での不安は成長している証
勉強をすることで、不安になることは誰でもあります。
不安を感じることは、スポーツでいうスランプ。
「周りの方がもっとできるんじゃないか」
「自分は今のままでいいのか」
など、不安の出かたは様々ですがそれは勉強をしていてあなた自身が成長してそれまで見えなかったものが見えるようになった証です。
不安感を成長としてとらえることで、自分を信じるようになれます。
とらえ方一つで、そこから先の行動が変わってくるので、まずは自分を信じましょう。
不安になったときは
不安を感じた時は、一度立ち止まってみましょう。
やってはいけないことは、今の自分を卑下したり焦ってしまうこと。
どちらも不安感にはつきものですが、必ず気持ちは切り替えることができます。
それまでの努力は必ず結果として結びついてくるので、諦めないことを心がけましょう。
不安になったときの対処法を紹介します。
不安に思うことを書き出す
今の自分が何を不安に思っているかを書き出してみましょう。
事柄はなんでもオッケー。
「模試の結果が悪かった」
「毎日の勉強が思うように進まない」
など勉強のこと。
「最近〇〇が成績を伸ばしてきている」
など周りが気になっていることも全てです。
書き出したときに日付も一緒に書いておきましょう。
1ヶ月後、もう一度不安に思っている書き出したメモやノートを見返します。
それまでの気持ちと何か変わっているところがあれば、目で見て自分が成長している証拠です。
こうした感情を紙に書きだす方法は、心の整理をするのに非常に有効です。
人に見せない日記形式で不安に思っていることやストレスになっていることを書き出していくと、自分の気持ちを客観視することもできるようになり気持ちのコントロールもつけやすくなります。
科目や場所を変える
不安に思っている時は、自分が苦手とする科目ではなくあえて得意分野を伸ばしてみましょう。
それぞれの教科はなんらかの形で繋がっています。
例えば社会科が苦手な場合は古文を勉強し直してみたりすると、歴史や地理を別角度から考えることができるようになります。
博物館に行って歴史を直接肌で感じたりすることも、気分転換になりおすすめです。
勉強する場所を変えることも気分が変わりやすくなるためおすすめです。
特におすすめなのが公共機関やファーストフード店など。
早朝の時間帯は人も少なく、長時間いてもお店の負担になりにくいためです。
親の理解、許可が取れる場合は、キャンプ形式での勉強も時には有効です。
自然に囲まれ五感を刺激することで、リフレッシュでき脳の疲労感が取れやすくなります。
多くのキャンプ場では「親の同意書」を添えた状態で、未成年の利用も可能。
自分でできることが増えると自信につながったり、将来の仕事でワーケーションが選択肢の一つになるかもしれませんね。
自分の身体をケアするる
受験勉強を行うときの姿勢はほとんど同じ。身体の疲れに気が付きにくいものです。
ストレッチで筋肉を伸ばしたり、体幹を意識してバランスを整えることで頭を切り替えることができます。
おへその下にある「丹田」というツボを意識するとさらに効果的。
おへそから指4本分下の部分を手で温めたり、ぐっとおしこんだり、呼吸をする時に膨らませたり凹ませたり。
丹田を刺激することで、肩まわりの血流をアップさせ脳を活性化させてくれます。
気軽にできる「丹田呼吸法」は、3分以上勉強前に行うと集中力も増して効率が上がります。
受験勉強の緊張感も和らげてくれるので、普段から自分を落ち着ける方法として取り入れてみてください。
自分を信じよう
受験勉強で不安に思うことは、みんな同じです。
不安に襲われている時は自分のことのみに目が向きがちですが、乗り越えた後は周りも驚くほど成長しています。
「自分はまだ変化できる」
「ピンチはチャンス」
今の状況を乗り越えることで社会に出た時にも役立つ力を身につけることができます。
自分のメンタルをコントロールできるようになると、本番でも最大限の力を発揮することができます。
自分の力を信じて頑張ってください。
まとめ
勉強をしていて不安に襲われるのは、誰でも起こることです。
自分が頑張っている証拠でもあるので、不安に思ったときには無理をしないこと。
自分の不安を書きだしたり、勉強する科目や場所を変えてみたり、身体を動かしたりすることで自然とそうした気持ちはなくなります。
不安感をコントロールできるようになると人間的に成長できます。
こうした方法は受験以外でも活用できるので自分が安心できる方法を見つけてくださいね。