【原因解説】眠くて勉強に集中できないときの対処方法をご紹介|中学受験エリート

【原因解説】眠くて勉強に集中できないときの対処方法をご紹介

 

 

勉強中に眠くなると、集中力が途切れてしまって困りますよね。

生理現象の一つと言っても、勉強中の眠気には何とか対処したいもの。

 

そこで、ここでは眠くて勉強に集中できないときの対処方法をご紹介します。

眠気をどうにかしたい! という人は参考にしてみてください。

 

勉強中に眠くなるのはなぜ?

勉強中に眠くなってしまうのには、いくつかの理由があります。

 

睡眠不足

睡眠不足は、勉強中に眠くなる最大の要因です。

夜間に十分な睡眠がとれないと、日中にそのツケが眠気という形で回ってきてしまいます。

 

個人差はありますが、一般的に理想とされる睡眠時間は1日7時間前後です。

日々の睡眠がこれを下回る場合は、慢性的な睡眠不足の状態に陥っていると考えられます。

 

ストレス

ストレスも、勉強中に眠くなる原因の一つです。

私たちの脳は、「退屈なこと」や「理解できないこと」に接するとストレスを感じます。

脳に負荷がかかった結果、活動が低下して眠くなってしまうのです。

 

エネルギー不足

脳は一日に約400キロカロリーのエネルギーを消費しています。

これは、人間が1日あたりに消費するエネルギー量(2,000キロカロリー)の、約2割にあたる量です。

ちなみに、1時間勉強をすると約100キロカロリーを消費するともいわれています。

 

脳は体内のブドウ糖をエネルギーに変えて動いているため、エネルギーが不足すると働きが鈍くなり、眠気を覚えやすくなります。

 

勉強中に眠くなったときのおすすめ対策

勉強中に眠くなってしまったときはどうすればいいのでしょう。

ここでは、そんなときに使えるおすすめの対策をご紹介します。

 

体を動かす

長時間同じ姿勢でいると全身の血流が悪くなり、眠気を覚えてしまう場合があります。

そんなときは椅子から立ち上がったり、軽くストレッチをしたりするだけでも、頭をすっきりさせることができます。

 

すぐに体を動かせないときは、ガムをかんだりアメをなめたりするだけでも、眠気解消効果が期待できます。

特にガムは、あごの筋肉を使うことで神経が刺激を受け、眠気を払う効果が得られやすいのでおすすめです。

 

環境を変える

勉強をする環境を変えると、気分がリフレッシュされ、眠気を覚ますことができます。

たとえば、自分の部屋で勉強をしていて眠くなってしまったら、リビングなどに場所を移すだけでも、気分が変わって再び集中できるケースも少なくありません。

 

また、塾の自習室や図書館などのパブリックなスペースを利用するのもおすすめです。

周囲の目がある環境で勉強をすることで適度な緊張感が得られ、それが脳への刺激となって眠気を感じにくくなります。

 

科目や教材を変える

ある科目をやっていて眠くなってきたら、科目や教材を変えてみるのも一つの方法です。

同じ科目にばかり取り組んでいると、どうしても途中で飽きがきて眠くなってしまいがちです。

んなときは、科目や教材を変えることで脳に新たな刺激が伝達され、眠気を覚ますことができます。

 

数学の勉強を1時間やったら、次は英語の勉強を1時間やるというように、学習の流れにリズムをつけることで、モチベーションを落とすことなく勉強を進められます。

 

軽食や甘いものを摂る

前述の通り、脳を働かせるには多くのエネルギーが必要です。

エネルギーが不足すると脳の活動が低下し、眠気を感じやすくなります。

そのため、勉強の途中で軽食や甘いものを摂ることは、エネルギー不足の解消につながります。

 

イメージとしては、勉強という道を走っている車にガソリンを注入するようなものです。

ガソリンを注入された脳が活動を再開することで、眠気を覚ますことができます。

 

ただし、必要以上に軽食や甘いものを摂りすぎると、満腹感によって逆に眠気が増してしまう恐れもあるため注意が必要です。

 

仮眠をとる

眠気を感じたら、思い切って仮眠をとるのも選択肢の一つと言えます。

無理やり起きているよりも、短時間の仮眠をとった方が、頭がすっきりして集中力が増すというケースも少なくないからです。

 

仮眠をとる場合は、机に突っ伏して20分~30分ほど眠る「パワーナップ」という方法がおすすめです。

パワーナップには、眠気を解消するだけでなく、自律神経を整えて疲労を回復させる効果も期待できます。

 

カフェインに頼りすぎるのはNG!

眠気を覚ましたいからといって、カフェインに頼りすぎるのはNGです。

適度のカフェインは眠気覚ましに効果的ですが、摂取しすぎると体を壊す恐れもあります。

近年は、大量のカフェインを含む飲料などが人気を集めていますが、1日に何本もそうした飲料を飲むことで、カフェイン中毒に陥ってしまうケースも報告されています。

欧州食品安全機関やカナダ保健省などでは、成人の場合、1日に摂取して良いカフェインの上限は400mgと定めています。

これを超える量のカフェイン摂取は健康に害を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

 

まとめ

勉強中に眠くなる原因や、眠くて勉強に集中できないときの対処方法について詳しくご紹介しました。

こちらにご紹介した内容は、すぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひお試しいただければと思います。

 

電話 メール