中学受験をする際に家庭教師を付けることで多くのメリットを受けられます。
しかし、中にはデメリットもあり、このデメリットもきちんと把握することが大事です。
この記事では、中学受験に家庭教師を付けるメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。
中学受験を決めたなら、早めに行動するが吉
中学受験を決めた場合、なるべく早い段階から塾や家庭教師を検討するようにしましょう。
塾に通ったり家庭教師を付けることで、周りの生徒に学力で差を付けることが可能だからです。
特に家庭教師は、まだ勉強に対して自主的に取り組めない年代のお子さんが挑む受験だからこそ効果を発揮する面が多くあります。
下記で順番に紹介していきましょう。
中学受験で家庭教師を付けたほうがいい子供のタイプとは
まず、中学受験で特に家庭教師をおすすめしたい子供のタイプについて紹介していきたいと思います。
自分の子供が、以下で紹介するタイプに当てはまるのなら、是非家庭教師をご検討ください。
難関中学の受験を考えている
受験をする中学のレベルが高いようなら、それ相応の勉強が必要になります。
過去問の分析や傾向に合わせた対策、計画的な学習が必要になり、普通に勉強をしているだけでは難関中学には合格できません。
家庭教師は、この分析や対策方法、勉強計画を立ててくれます。
「どういう勉強をすればいいのか？」「時期ごとにしておく勉強」という部分を学べるでしょう。
また、出題されやすい問題なども教えてもらえるので、受験に向けた本格的な勉強をすることができます。
親が子供の勉強を見られない
親が子供に勉強を教えられるのなら、中学受験をする子供に家庭教師を付ける必要はありません。
高校受験や大学受験になるとそれだけ問題も難しくなるので、教えられない親が増えてきますが、中学受験なら難易度を見ても親でも教えることは可能です。
逆に、親が子供の勉強を見られないほど忙しいのなら、家庭教師を付けることをおすすめします。
また、中学受験に挑む年代では、まだ自主的に勉強ができない子供が多いです。
親が見られないのなら勉強をしなくなる恐れもあるので、家庭教師を付けて勉強をする環境を作ってあげることが大事になります。
中学受験で家庭教師を付けるメリットはこちら
では、中学受験で家庭教師を付けることで、どのようなメリットを受けられるのでしょうか。
ここでは、中学受験をする子供に家庭教師を付けるメリットを紹介していきたいと思います。
志望校合格に近づける
最も大きなメリットはこちらです。
親が教える勉強では、受験の対策が不十分になるものです。
中学受験を担当する家庭教師は、中学受験のことを知り尽くしています。
出題傾向から生徒が躓きやすい部分だったりを学べるでしょう。
これは学生の受験に共通して言えることですが、受験はただ勉強するだけではいけません。
受験の対策というものが大事になってきます。
中学受験で家庭教師を付けることで、この対策ができるようになります。
勉強に関する相談が気軽にできる
家庭教師の中には、授業のとき以外でも勉強に関する相談に乗ってくれる人もいます。
これは子供が相談するだけではなく、親が持つ子供の学習に関する悩みにも乗ってくれます。
「子供に勉強させるために大事なこと」
「自主的に学習させるためにはどうすればいいのか？」
という部分も学べるので、中学受験だけではなく今後の勉強にも役立てられるでしょう。
学校の先生に言えない悩みでも家庭教師なら言えることもあると思うので、家庭教師を付けるのならどんどん相談するようにして下さい。
中学受験で家庭教師を付けるのはデメリットもある
中学受験で家庭教師を付けるというのは、メリットばかりのことです。
しかし、いくつかデメリットも存在します。
ここでは、このデメリットを紹介していくので、是非参考にしてみて下さい。
自分の勉強スタイルを作りにくい
中学受験をする年代の子供は、まだ自分だけの勉強スタイルを確立できていません。
この辺りの年代から自分で勉強を進めていくことで、自分だけの勉強スタイルを確立することができるものです。
家庭教師との勉強というのは、どちらかというと受動的な学習になります。
これを続けていると、自分で行う自発的な学習ができなくなってしまう恐れが出てきます。
家庭教師との勉強以外で学習をしなくなると、家庭教師がいないと勉強ができない子供になってしまう恐れもあるので注意が必要です。
全て家庭教師に頼るのではなく、今後のための勉強スタイルを確立するために自主的な勉強もさせるようにしましょう。
お金がかかる
家庭教師を雇うというのは、それだけお金がかかるものです。
比較的安く抑えられる塾と比べると、家庭教師は金銭的な負担が大きくなります。
金銭的な余裕があるなら全く問題ありませんが、そうでないなら他の出費を削ったり食費を無理に節約をしたりと、子供にも我慢をさせてしまう場面も出てきます。
良い家庭教師を付けるためにはそれだけ費用がかかることを忘れないようにして下さい。
メリットとデメリットを理解して総合的に判断しよう
中学受験から家庭教師を付けるというのは、良いことばかりではありません。
中学受験から家庭教師を付けようと考えているのなら、メリットとデメリットを総合的に判断するようにして下さい。
また、この記事で紹介したように家庭教師に頼り切る勉強はあまりおすすめできません。
高校受験や大学受験と、今後も受験は続いていきます。
そのときに、自分だけの確固たる勉強スタイルがあるのとないのとでは、今後の受験結果にも大きく左右するでしょう。
家庭教師を雇うとしても、自主的に勉強できる子に育てることが大事になります。