6年生が中学受験対策に必要な勉強時間はどれぐらい?|中学受験エリート

6年生が中学受験対策に必要な勉強時間はどれぐらい?

 

受験を控えた6年生の勉強時間について悩んでいる方は多いでしょう。

受験を成功させるためにはある程度勉強時間が必要です。

もちろん勉強時間を確保すれば良いというわけではありませんが、この記事ではあくまでも目安として6年生が必要な勉強時間について解説します。

 

6年生が中学受験対策に必要な勉強時間

ここでは、実際に受験を控えた6年生が実際に受験対策に必要な勉強時間をご紹介します。

いくつか注意点もあるので、そちらも合わせてご確認ください。

 

平日は3時間以上/休日は8時間以上

具体的な勉強時間は

 

・学校のある日(平日):3時間以上

・学校の無い日(休日):8時間以上

 

勉強するようにしましょう(塾の時間含む)。

 

特に難関中学を志望している場合は平日5時間/休日10時間近い勉強が必要になります。

 

勉強時間を確保する前に確認しておきたいこと

6年生が中学受験対策に必要な勉強時間は上記の通りです。

しかし、何も考えずに上記の勉強時間を実現すれば受験に合格できるというわけではありません。

 

ここでは勉強時間の確保をする前に確認しておきたいことを紹介しておりますのでみていきましょう。

 

大前提として勉強する習慣をつけておく

まだ受験を検討している段階の方や6年生に進級していない方は、今のうちから勉強をする習慣を身に付けるようにしましょう。

 

4年生・5年生の段階では勉強時間が多くなくても大丈夫ですが、受験直前となる6年生では上記の通り、1日8時間近い勉強時間を確保する必要も出てきます。

 

勉強する習慣を付けることなく、6年生になって唐突に中学受験対策を本格的に始めてしまうと、お子様への負担がいきなり強くなってしまい、勉強を続けることが難しくなってしまいます。

勉強が嫌になって塾をサボるようになってしまったり、最悪の場合、精神的に追い詰められてしまう可能性もあります。

 

そのため、6年生に上がる前には勉強する習慣をつけておくようにしましょう。

 

息抜きの時間を設ける

高校受験や大学受験とは異なり、中学受験をする人は多くはありません。

息抜きをする時間もなく勉強をし続けてしまうと「友達はみんな遊んでるのになんで自分だけこんなに勉強しないといけないんだ!」と嫌気が刺してしまいます。

 

そのため、毎日勉強を頑張りつつも、息抜きの時間もしっかりと設けることが大切です。

 

保護者の方の中には「少しでもたくさん勉強をさせなければ」と思うあまり、暇さえあればとにかく勉強させようとしている方もいらっしゃることでしょう。

 

しかし、それではお子様の精神的な面において逆効果となってしまいます。

「勉強する時間」と「勉強しない時間」のメリハリを明確に付けることで、自然と効率的に勉強を進めることが出来るようになります。

 

1日の間に必ずお子様の好きなことをさせてあげる時間を設けるようにしましょう。

1つ注意しておきたいのは、中学生や高校生、人間誰しもが誘惑に弱いように、小学生のお子様ももちろん誘惑には弱いです。

 

そのため、息抜きの時間を設ける前に「好きなことするのは1時間だけにしようね」というようなルールを必ず設けるようにしましょう。

 

勉強時間に関する注意点

中学受験を突破するのに勉強時間の確保は大切ですが、いくつか注意点もあります。

 

ここではその注意点をご紹介しますので、確認していきましょう。

 

勉強時間を目標にしない

ここまで勉強時間に関する解説をしてきました。

しかし「じゃあさっき書いてあった勉強時間を実践すれば志望校に受かるってことだよね?」と安直に考えてしまうのはNG。

勉強時間を目標とするような勉強の仕方をするようになってはいけません。

 

あくまでも勉強の目標は「志望校に合格すること」です。

長い時間勉強することではありません。

志望校に合格するために今何が足りないのか、どんな問題を解けるようにするべきなのかを考えて、そこに向かって突っ走ることで自ずと勉強時間はついてきます。

 

睡眠時間は削らない

「勉強時間の確保のためには睡眠時間をも犠牲にしなければならない」

 

ご自身がもし中学受験を体験していたというような場合はそのような勉強の仕方も当然のようにまかり通っていたことでしょう。

 

しかし、事実はそれとは真逆。

睡眠時間は何よりも優先して確保しなければなりません。

高校生や大学生、ましてや大人であったとしても、睡眠時間を削って活動することは体調に悪影響を及ぼしますよね。

そんなことを身体的にも精神的にもまだまだ未熟な小学生に強制したらどうなるでしょうか?

想像もしたくないですよね。

 

睡眠は、身体を休める以外にもその日の学習内容を脳に定着させたりいらない情報を分別したりというような機能があります。

休息という観点以外でも睡眠は必ず必要なのです。

 

小学生の場合は8時間ほどは睡眠時間を確保するようにしましょう。

 

「規則正しい生活」と「適度の息抜き」を大前提として、最大限の勉強時間を確保することで、効率的に勉強を進めることが出来るようになります。

 

中学受験と偏差値の話

この記事では中学受験をする6年生の必要な勉強時間についてお話をしてきました。

 

ここで注意をしておきたいのは「中学受験の偏差値」の話です。

 

「そんなに勉強時間がたくさん必要と言っても、うちは志望校の偏差値が40くらいしかないから全然勉強しなくても大丈夫なんじゃないの?」

 

断言します。その認識は大いに間違っているので注意が必要です。

おそらくそのように考えている方は高校受験の偏差値と同じような感覚で偏差値というものを捉えているのかと思います。

 

中学受験は受験者が高校受験と比べて圧倒的に少ないので、中学受験者の中での偏差値50は、同世代の小学生の中ではかなり優秀です。

これは当然偏差値40の場合でも変わりません。

 

事実として、四谷大塚全国中学入試偏差値一覧によると偏差値40とされている「文教大学附属中学校」ですが、これが「附属高校」となると偏差値が58と一気に上がります。

 

それほど中学受験と高校受験の偏差値の間には大きなギャップがあるのです。

 

お子様の志望校が偏差値40の中学校であったとしても、高校受験では偏差値55以上の高校を受験する感覚なんだと意識するようにしましょう。

 

まとめ

この記事では、中学受験を控える6年生はどれぐらいの勉強時間を確保する必要があるのかについてご紹介しました。

 

平日は3時間/休日は8時間とご紹介しましたが、上記の通り、勉強時間を目標としてはいけません。

 

それ以外に勉強する目標を明確に定め、睡眠や息抜きの時間を組み込んだ上で、最大限の勉強時間を確保することが重要です。

 

「受験直前だから何がなんでも勉強時間を増やすべきなんだ!」

と考えていた方は、この記事の内容をよく読みこんで、再度勉強時間のスケジュールを組み直してみてくださいね。

 

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