1人だけで勉強することに限界を感じ、塾か家庭教師を利用したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
実際に、学校以外で学習面をサポートしてくれる人がいると非常に心強いですよね。
受験対策・定期テスト対策・苦手科目の克服・学習習慣の定着など、達成したい目標は人によって様々だと思います。
塾と家庭教師はどちらも学生の勉強をサポートするサービスですが、それぞれの特徴は大きく異なります。
そのため、どちらにするかで迷ってしまう人も沢山いるでしょう。
塾と家庭教師は人によって向き不向きがあるため、自分に合っている方を考えて選ぶことが大切です。
本記事では、塾と家庭教師の違いやオススメな人の特徴について紹介しています。
子供の学力や受験に関して不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
塾と家庭教師の違い
まずは塾と家庭教師の違いを把握するため、それぞれの特徴について見ていきましょう。
塾の特徴
塾は大きく分けて、「集団塾」と「個別指導塾」の2タイプがあります。
集団塾は、大勢の生徒に対して1人の教師が指導していく学習スタイルです。
一般的に塾と聞くと、こちらの方をイメージする人が多いのではないでしょうか。
あらかじめ決められたカリキュラムに沿って、授業を進めていきます。
学校の授業よりもペースが早く、科目ごとに担当教師が違っているのが特徴です。
応用的な問題にも積極的に取り組んでいき、学力や志望校のレベルによってクラス分けされていることが多いです。
一方個別指導塾では、生徒2,3人に対して先生が1人つくという形になります。
集団塾に比べると自分の学習状況をじっくり見てもらえますが、その分やや高額となりがちです。
家庭教師の特徴
家庭教師は、教師が自宅に訪問してマンツーマンで指導してくれる学習スタイルです。
近年では、パソコンやタブレットを使ってリモートで学習するオンライン家庭教師というのもあります。
完全個別なので、塾と違って自分に合わせたオーダーメイドの学習プランで指導してもらえるのが特徴です。
担当となる教師1人で全ての科目を教えるという点も塾と異なります。
料金は教師のレベル(プロまたは学生アルバイト)や学年によって大きく変動しますが、塾と比べると基本的に高い傾向にあります。
塾がオススメな人の特徴
塾に通うことをオススメしたい人の特徴は以下の通りです。
周りと切磋琢磨していきたい
先ほども述べた通り、塾では他の生徒たちと同じ空間で勉強するのが特徴です。
ライバル達が頑張っている姿を実際に目にすることで、「自分も負けていられない!」と奮闘できる人は向いているでしょう。
ライバルを意識することは大きなモチベーションアップにつながり、良い学習効果をもたらしてくれます。
逆に、他人がいると集中できない人や周りと自分を比べて落ち込みやすい人にとっては、かえって苦痛に感じてしまうかもしれません。
ハイレベルな学習をしたい
レベルが高い学校の受験を考えている人や、学校で習った内容の基礎を十分理解できている人は塾が向いているでしょう。
塾では受験を視野に入れており、学校よりもハイレベルな授業を受けることができます。
課題が出たり予習・復習が必要になったりすることもあるため、きちんとこなせるかどうかも重要です。
また、塾では受験に関する豊富なデータが蓄積されているため、入試に役立つ情報も教えてもらえます。
家庭教師がオススメな人の特徴
以下で紹介する特徴に当てはまる人は、家庭教師の利用をオススメします。
自分のペースで勉強したい
家庭教師はマンツーマン指導なので、他の生徒を気にすることなく自分のペースに合わせて学習できるのがメリットです。
そのため、周りに置いていかれるのがプレッシャーな人や今の学力に自信がない人に向いています。
そもそも前の学年で学習した内容が分からないという人にも最適です。
「基礎的なことなので人前だと恥ずかしくて聞きにくい…」と思っていることも、マンツーマンであれば気楽に質問できます。
塾に通うことが負担になってしまう
「暗い時間に外を歩くのが怖い…」「毎回保護者が送迎するのが大変」といった心配を抱えている人にも家庭教師がオススメです。
教師自らが自宅に赴いてくれるため、外出する手間や時間がかかりません。
オンライン家庭教師の場合だと、通信環境と必要な機材さえ整っていれば、自宅に限らず旅行先などでも受講することができます。
おわりに
今回は、塾と家庭教師の違いやオススメしたい人の特徴についてお伝えしました。
塾には意識の高いライバルが沢山いるため、高みを目指す人にとっては良い刺激になるでしょう。
自習室を開放している塾が多く、空き時間に集中しやすい環境で勉強できるのもメリットです。
一方家庭教師は自分のペースで勉強できることに加え、時間帯や曜日の融通が利きやすいというメリットがあります。
自分の目的を達成するためにはどちらの方が合っているのか、それぞれのメリット・デメリットを踏まえてじっくり選ぶようにしましょう。