「家庭教師が子どもと合わなかったらどうしよう…」
「家庭教師が合わないから変更したい…」
中学受験のために家庭教師を検討中の方や、実際に利用している方はこのような悩みを抱えている方は珍しくありません。
本記事では、家庭教師が合わないと感じた時にするべき3つのことを中心に解説します。
1.変更するべき家庭教師の特徴
家庭教師の変更依頼をする理由として多いのが以下の4つです。
あてはまる場合は、担当変更を視野に入れてみるのもいいでしょう。
1-1．子どもと相性が悪い
担当変更理由として一番多いのが、子どもと相性が合わないことです。
家庭教師は集団塾とは違い、教師と生徒が1対1で授業をします。
したがって、教師と子どもの相性がより重要です。 どれだけ多くの実績や経験がある家庭教師でも、必ずしも相性が合うとは限りません。
教師との会話が苦痛であったり、気軽に質問をしにくいなどと感じるようであれば、勉強への意欲も下がってしまいます。
1-2.子どもの成績が伸びない
家庭教師を利用しているからといって、すぐに成績が伸びるとは限りません。
しかし、長期間なかなか成績が伸びない場合は、家庭教師に問題がある可能性があります。
たとえば、 授業中に関係ない作業をしている スマホをいじっている 雑談が多すぎる
このような家庭教師は責任感があるとは言えません。
1-3.志望校合格に向けた対策をしてくれない
中学受験のために家庭教師を利用する際、志望校合格のための受験対策がとても重要です。
志望校の出題傾向の分析やスケジュール管理など、合格に向けた具体的な指導がなければ、子どもは不安に感じてしまうでしょう。
これは家庭教師の準備不足や力量不足によるため、担当変更を検討するひとつの理由になります。
1-4.スケジュールが合わない
家庭教師には本業の人もいれば、中には副業や大学生などさまざまな教師がいます。
また、教師は多数の生徒を抱えている場合があるため、なかなかスケジュールが合わずに授業が進まない
といったことも考えられます。
教えるのが上手でいい教師だったとしても、スケジュール調整が難しいようであれば、他の教師を検討するのがいいでしょう。
2.家庭教師が合わないと感じるときの対処法
家庭教師が合わないと感じていながらズルズルと続けることにより、子どもの勉強への意欲は低下します。
その結果、貴重な時間とお金を無駄にしてしまうかもしれません。
家庭教師が合わない場合の対処法は3つあります。 早めに対処し、子どもが勉強に集中できる環境を用意してあげましょう。
2-1.教師に要望を伝える
可能であれば、まずは教師と直接話してみましょう。
「もっと中学受験に特化した授業をしてほしい」
「雑談の時間を減らしてほしい」
など、要望を伝えることで改善されることもあります。
不満なことだけでなく、疑問や不安に感じていることも、直接話すことで解決できることがあるかもしれません。
2-2.家庭教師センターに相談
「教師に直接伝えるのはちょっと…」と思う方は多くいるでしょう。
その場合は家庭教師センターへ担当変更の相談をしてください。
多くの家庭教師センターでは、何回でも無料で担当変更が可能です。
しかし、中には担当変更は有料のところもあるため契約時に確認しましょう。
2-3.他の家庭教師センターへ乗り換える
何回か担当変更してもなかなか相性が合う家庭教師に出会えない場合は、他社へ乗り換えるのもひとつの手段です。
家庭教師センターによって登録している教師は違うため、子どもと相性が合う教師に出会えるかもしれません。
3.家庭教師を変更する際の注意点
家庭教師が合わないと感じる場合は、遠慮せずに担当変更を依頼しましょう。
ただ、家庭教師の変更を検討する際は、以下2点だけ注意してください。
3-1.短期間で何回も担当変更しない
大手の家庭教師センターの多くは、何回でも無料で担当変更できます。
ただし、1、2回授業を受けただけで判断するのは極力避けましょう。 なぜなら、授業を重ねるうちにだんだんと相性が良くなることもあるからです。
また、短期間で教師が変更するのは、子どもにとってストレスになります。
3-2.変更したい理由を正直に言う
家庭教師を変更する際は、変更してほしい理由を正直に伝えましょう。
なぜなら、変更理由が正確に伝わらないと、また同じ問題が発生してしまう可能性があるからです。
どのような教師を希望するのか整理した上で相談しましょう。
4.まとめ
本記事では、家庭教師が合わないと感じた時にするべき3つのことを中心に解説しました。
中学受験で効果的に家庭教師を利用するためには、教師との相性はとても重要です。
短期間でコロコロと変更するのはおすすめできませんが、合わないと感じるときは遠慮せずに担当変更を依頼しましょう。
なるべく早い段階で相性が合う家庭教師を見つけ、子どもが勉強に集中できる環境を整えてあげることが重要です。