「家庭教師に教えてもらっているのに、なぜか成績が上がらない…」
せっかくお金や時間をかけているのに、期待していたような効果が得られないととても悔しいですよね。
このような悩みを抱えている生徒には、必ず一人ひとりに何かしらの理由があります。
的確な対策を行うためには、まずはその原因が何なのかを突き止めることが大切です。
本記事では、家庭教師を利用しているのに成績が上がらない場合に考えられる原因やその対策について紹介しています。
成績が伸びなくてお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。
家庭教師を利用しても成績が上がらない理由
家庭教師から指導を受けているにも関わらず成績アップが実感できない場合は、主に以下のような理由が考えられます。
・勉強に対する意欲がない
・教師とあまり相性が合わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自習の時間が確保できていない
家庭教師から教えてもらっているだけで、十分勉強したという気になっていないでしょうか。
しかし家庭教師に来てもらうのは一般的に週1,2回程度であり、学校以外で勉強する時間がそれだけでは全然足りません。
必ず自分でも勉強する時間を毎日確保し、自習の習慣を身につけるようにしましょう。
自習では理解度を深めるための予習と習ったところを忘れないための復習を中心に取り組み、家庭教師と一緒のときは分からなかったところを解消するのが理想的です。
勉強に対する意欲がない
教師がどんなに熱心に指導しても、生徒自身に学習意欲がないとなかなか成績は上がりません。
「親や先生から勉強するように言われているから仕方なくやっている」という気持ちでは、伸ばせる能力も伸ばせないでしょう。
必要以上に人に強いられてしまうと、かえってやる気が失せてしまうケースはよくあります。
原因としてこのようなことが考えられる場合は、モチベーションを高めるための工夫をしてみましょう。
目標を達成したときのご褒美を用意したり、絶対に負けたくないライバルを想定したりするのがオススメです。
教師とあまり相性が合わない
家庭教師を活用するにおいて最も重要なのは、教師と生徒の相性です。
人はそれぞれ性格や価値観が違うので、相性の合う・合わないがあるのは当たり前です。
家庭教師では、基本的にずっと同じ教師が全科目を担当することになっています。
そのため、コミュニケーションを気軽に取れるかどうかは非常に大切です。
教師に対してなかなか心を開けないと、分からないところがあっても質問しづらくなってしまいます。
そうなると、勉強するのがどんどん辛くなってしまうでしょう。
家庭教師センターによっては無料で教師を変更できる場合もあるため、悩まず相談してみてください。 成績が上がらないときにするべき対策 改善すべき点を見つけて解消すれば、驚くほど成果を出せることがあります。
成績が上がらなくて困っている人は、ぜひこれから紹介する方法を試してみてください。
学習環境を見直す
集中できない環境にいると、なかなか長時間勉強することができません。
脳を勉強モードにするためには、集中しやすい空間を作り上げることが大切です。
まずは勉強に関係ない物を机の上や視界に入る場所から取り除くところから始めましょう。
気がつくと手に取ってしまいがちなスマホは、勉強している間だけ他の部屋に移動させておくと気になりません。
また、人の声や雑音などがうるさくて気が散ってしまうのなら、波の音やカフェミュージックといった勉強用BGMを流しておくと効果的です。
具体的な目標を設定する
目標設定ができていないと勉強するための理由が見出だせず、ついダラダラとやってしまいます。
ですから勉強をする前には、必ず自分で目標を立てるようにしましょう。
ここで肝心なのが、「具体的かつ明確にする」ということです。
たとえば「英語を頑張る!」「テストで高得点を取る!」といったあやふやな目標では、どこまで勉強すればいいのか分からなくなってしまい、結局やる気を失ってしまうでしょう。
一方、「必ずA校に合格する!」「学校の定期テストで平均80点以上を目指す!」といった目標であれば、達成するためにやるべきことが把握できてスムーズに学習を進められます。
目標が決まったら、家族や友人に宣言したり、紙に書いて壁に貼ったりしておくのがオススメです。
「絶対に達成しなきゃいけない」といった緊張感が出るので、ますます良い効果をもたらすでしょう。
おわりに
今回は、家庭教師を利用しても成績が上がらない理由とその対策についてお伝えしました。
頑張っているのに思うような結果が出せないと、「どうせ自分は駄目なんだ」と自信を失ってしまいます。
そうなると勉強することが苦痛に感じ、ますます成績が落ちてしまうという負のループに陥ってしまうかもしれません。
しかし忘れてはいけないのが、その人の素質や能力に問題があるわけではなく、今のやり方や環境に改善すべき余地があるということです。
本記事で紹介した対策例を参考に、今の状況をぜひ見直してみてください。