新型コロナウイルスの影響もあり、自宅で学習できる家庭教師の需要が近年高まりつつあります。
家庭教師はマンツーマン指導のため、自分のレベルや目的に合わせた学習ができるのが魅力です。
しかし家庭教師を検討するにあたって、最も気になるのが料金ではないでしょうか。
「個別指導だけあって、塾よりも高そう…」
「授業料の他にも料金が発生するの?」
このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、家庭教師と塾の料金比較について料金の種類別に解説していきます。
成績向上や受験合格のために家庭教師を利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
塾と家庭教師の料金比較
塾(集団指導と個別指導)と家庭教師の料金比較を紹介していきます。
ただしあくまでもおおよその料金相場であり、大きく異なるケースもあるため、参考程度にしてください。
具体的な金額について知りたい方は、各サイトや資料請求などで詳細を確認しましょう。
<授業料>
集団塾:1ヶ月あたり10,000円~20,000円
個別指導塾:1ヶ月あたり15,000円~50,000円
集団塾よりも個別指導塾の方が一人ひとりを個別にしっかり見てくれるため、少し高額となる傾向にあります。
家庭教師:1時間あたり3,000円~9,000円
※大手家庭教師センターの場合 家庭教師の授業料は、毎月の金額が決まっている場合と受講する回数によって変わる場合があります。
1コマ60分~90分の授業を、週に1~2回受講することが多いです。 教師のレベルが高いほど金額が上が
るということも押さえておきましょう。
<入会金>
入会金とは、契約を結んだ後に支払う料金のことです。
集団塾:10,000円~25,000円
個別指導塾:20,000円~35,000円
塾の入会金は以上の通りですが、会社によっては0円となることもあります。
家庭教師:20,000円
入会金はだいたい20,000円くらいで設定されていることが多いです。
しかし塾と同様、会社によっては無料だったり40,000円以上したりするケースもあります。
<教材費>
集団塾:1科目あたり3,000円~5,000円 (数万円かかることも)
個別指導塾:1科目あたり3,000円~5,000円
集団塾では基本的に指定された教材を購入する必要がありますが、その料金は大幅に異なるため、問い合わせなどで確認しておいた方が良いでしょう。
一方個別指導塾の方は、教材が決められている場合と既に所持している教材で進めてもらえる場合があります。
家庭教師:1冊につき約1,000円~
家庭教師では、参考書や問題集を各自で購入するのが一般的です。
教師が特定の教材を指定するということもしばしばあります。
他に発生する諸費用について
授業料、入会金、教材費の他にも料金が発生することがあります。
ここでは、その他の諸費用にどのようなものがあるのか解説していきます。
〈管理費〉
管理費とは、情報のデータ管理費・通信費・イベント開催にかかる費用など、運営を行っていく上でかかる料金のことです。
家庭教師の管理費の一般的な相場は、3,000円~5,000円くらいになります。
塾では1,000円~2,000円くらいなので、それよりも少し高めといった感じです。
しかし金額は会社によって実にさまざまであり、稀に無料のところもあります。
また個人契約で依頼する場合は、そもそも管理費が発生しません。
〈交通費〉
家庭教師が自宅まで往復する際にかかる交通費は、たいてい手渡しで支払うようになっていることが多いです。
交通手段や距離によって負担する費用も人それぞれですが、一般的に1,000円前後くらいとなります。
これは塾に関しても、同じことが言えます。
〈更新料〉
契約を更新する際にかかる更新料は、年に1回支払うシステムとなっています。
そもそも更新料がかからないことの方が多いですが、発生する場合は6,000円~10,000円くらいと見ておくと良いでしょう。
〈機材レンタル費〉
これはオンライン家庭教師にのみにかかる費用です。
オンライン家庭教師ではタブレットやパソコンを使って遠隔で指導を受けることになりますが、その際にWebカメラやヘッドセットなどの機材を用意しておくことが必要です。
もともと所持していれば問題ありませんが、持っていないのであれば購入かレンタルをすることになります。
機材のレンタルが無料か有料かも重要なので、気になるのであれば事前に確認しておくと良いでしょう。
おわりに
今回は、家庭教師と塾の料金の比較と諸費用の種類について紹介しました。
家庭教師と塾は授業料の金額だけでなく、その他にかかる料金の種類も異なります。
また、家庭教師だけでも非常に多くの会社が存在しますが、条件や状況によって大きく金額が変動することも押さえておきましょう。
たとえば個人契約か家庭教師センターか、受験対策もしてほしいかどうか、プロ教師か学生教師かなど、選択肢は実にさまざまです。
料金で検討することもとても大切ですが、家庭教師による効果を最大限に得るためには、自分自身に合っているかどうかもよく見極めてから選びましょう。