学力を上げたいのならそれだけ勉強をしなければなりません。
しかし、勉強をしたくても時間は無限にはないので、なかなか勉強時間を確保できない人も多いです。
「勉強時間を増やしたいけど時間が足りない」
という人のためになる考え方などを紹介していきたいと思います。
受験生はどれくらい勉強しているの?
実際に受験生はどれくらい勉強しているのでしょうか。
「ライバルたちは毎日どれくらい勉強しているのか?」
という部分を気になる人も多いと思います。
受験を控える高校3年生の平均勉強時間は、平日がおよそ5時間、休日がおよそ8時間と言われています。
時期やその人の現時点での学力、どんな大学を目指すかによって、必要な勉強時間は変わってきますが、
『平日5時間、休日8時間』
というのが受験生の平均です。
※参考:[アンケート調査結果]先輩たちが実践! 勉強中の休憩・息抜きのコツ
これだけやってやっと平均に届くということを考えると、ギリギリではなく余裕を持って志望校の合格を目指すのなら、これ以上の勉強時間を確保したいものです。
勉強時間を増やすためのポイントを解説
『平日5時間、休日8時間』の勉強をするためには、それだけの時間の確保が大事になってきます。
しかし実際、「なかなか勉強する時間を確保できない」という人が多いのが現状でしょう。
そこでここでは、そんな人のために勉強時間を増やすためのポイントなどを解説していきます。
「時間の使い方が下手で勉強時間を確保できない」という人は是非参考にしてみて下さい。
自分の行動を見直して削れる部分を削っていく
最初にしてもらいたいのは、「自分の一日の行動を見直す」ということです。
自分がしている行動を細かくチェックすることで、無駄な時間を浮き彫りにすることができます。
例えば、毎日お風呂に40分入るのなら、その時間を半分にすることで、20分勉強時間を増やすことが可能です。
朝昼晩3食しっかり食べる人が、それぞれ5分早くご飯を食べることで、15分の勉強時間を増やせます。
数十分だと、「ほんのちょっと増やせるだけであまり意味がないのでは?」と感じる人もいるでしょうが、これを1週間、1ヶ月と継続できればそれだけ多くの勉強時間を生み出せるものです。
どんな人でも時間を無駄にしている部分が必ずあります。
まずは、自分の行動をまとめてみて、削れる部分がないかチェックしてみて下さい。
朝の時間を有効に使おう
学校がある平日というのは、十分な勉強時間を確保できない人が増えてきます。
「休日は勉強時間がたくさんあるけど、平日は時間が全然足りない」という受験生は多いです。
平日の勉強時間を増やしたい人は、朝の時間を有効に使うようにしましょう。
いつもより1時間早く起きるだけで、平日5日間で5時間の勉強時間を作り出すことができます。
朝に勉強することで、頭がしゃきっとして学校での勉強もより身につくものです。
学校に通っている受験生は、平日の朝の時間の使い方が下手な人が多いので、ここで差をつけたいところでもあります。
移動中などのスキマ時間も勉強に充てる
勉強時間を増やしたいのなら、通学中や帰宅中も勉強時間に充てるようにしましょう。
スマートフォンのアプリを使って英単語を覚えるのもいいですし、参考書をパラパラめくるだけでもいいでしょう。
ただぼーっと電車に揺られるというのは、時間を無駄にしてしまうことになります。
このようなスキマ時間を上手に使うことで、トータルで見ると多くの勉強時間を確保できるでしょう。
勉強時間を増やしたいなら休憩をこまめに挟もう
勉強時間を増やしたいのなら、一気に長時間の勉強をするのはあまりおすすめできません。
長時間、休憩なしで勉強しようとしても集中力はそこまで続かないものです。
集中力が続かないので、学習したことも頭に入りづらくなってしまいます。
途中でこまめに休憩を挟むことで、結果に結びつく勉強をすることができます。
一気に勉強をするのではなく、休み休みやるようにして下さい。
「勉強する時間を増やすために休憩をする」というのは、矛盾しているようで理にかなう勉強方法なのです。
勉強時間だけにこだわるのも良くない
勉強時間を増やすというのは大切なことです。
時間がない人よりも、時間がある人のほうが志望校に受かる可能性は確かに高いと言えるでしょう。
しかし、だからといって勉強時間にだけこだわるのは良いこととはいえません。
ただ長時間勉強すればいいわけではなく、中身の伴った学習をすることが重要です。
集中できずにダラダラと1日8時間勉強するよりも、4時間高い集中力で勉強をするほうが、学習の質は高いと言えます。
勉強する時間だけではなく、この学習の質について考えるのも忘れないようにして下さい。
夜更かしして勉強するのはNG行為!
勉強時間を増やすために夜更かしして勉強するのは、NG行為です。
これは絶対にしないようにしましょう。
夜遅くまで勉強してしまうと睡眠時間が少なくなってしまいます。
睡眠不足の状態というのは、集中力が落ちてしまうものです。
集中力がないときに勉強をしても、質の悪い学習になってしまいます。
先程も紹介した通り、目指すのは中身の伴った勉強です。
時間が足りないからと、夜から外が明るくなる時間まで勉強をする人がいますが、これはあまり意味のないことなのでやめるようにしましょう。
受験で良い結果を出せる人は時間の使い方が上手い
時間は無限にあるものではありません。
そのため、「どれだけ有効に使えるか?」というのが受験結果に大きく影響してきます。
難関大学に合格できる人は時間を上手に使える人です。
逆に、時間を上手に使えない人は受験で良い結果は出せません。
志望校に受かりたいのなら、時間を上手に使える人になってみて下さい。