中学受験を行う上で「御三家」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
難関校の定番である御三家には昔から人気が集中しています。
そこで今回は中学受験を行う上で知っておきたい「御三家」について以下の内容でご紹介していきます。
・男子御三家について
・女子御三家について
・新御三家について
御三家がどのような学校か知りたい方はぜひ一度目を通してみてくださいね!
中学受験における「御三家」とは
中学受験における御三家は人気、実力共に日本トップクラスの学校を総称してそのように呼ばれます。
そのような御三家は男子と女子でそれぞれ三校ずつ存在します。
男子御三家と女子御三家について見ていきましょう。
男子御三家
男子の御三家は以下の三校です。
・麻布中学校、高等学校
・武蔵高等学校中学校
それぞれの特徴について見ていきましょう。
開成中学校・高等学校
開成中学校は東京都荒川区に所在する、中高生一貫の私立男子中学校・高等学校です。
1871年に共立学校として創立され、1895年に現在の開成中学校に改名されました。
開成中学校・高等学校は2022年現在、41年間東大合格率全国1位、東大現役合格者の割合も30%を超える名実ともに日本トップの中高一貫校です。
麻布中学校・高等学校
麻布中学校は東京都港区に所在する、中高生一貫の私立男子中学校・高等学校です。
1895年に東洋英和学校内尋常中学部として設立され、1899年に麻布中学校へと改名されました。
麻布中学校の校風の特徴は自由闊達。
中学校には当たり前の校則が存在せず、自主性、自律性が重んじられる環境で学業に専念することが可能です。
2022年は64人の東大合格者数を輩出する実力も申し分ない私立中学校です。
武蔵高等学校中学校
武蔵高等学校中学校は東京都練馬区に所在する中高一貫の私立男子中学校・高等学校です。
1922年に武蔵高等学校として設立され、1949年に武蔵中学校が発足しました。
武蔵中学校は公式サイトのキャッチコピーにも「自ら調べ、自ら考える」とあるように、自由な校風で知られ、校則における禁止事項もほとんど存在しません。
2022年は19人の東大合格者数を輩出しています。
女子御三家
先ほど紹介した男子御三家と同じように、女子にも御三家が存在します。
女子御三家は以下の三校です。
・女子学院中学校、高等学校
・雙葉中学校、高等学校
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
桜蔭中学校・高等学校
桜蔭中学校・高等学校は東京都文京区に所在する中高一貫私立女子中学校・高等学校です。
桜蔭中学校は1924年に設立され、長年東京大学合格者数で全国10位以内を維持している名門中学・高等学校です。
「礼と学び」を建学の精神とし、品と学識を磨き続けています。
女子学院中学校・高等学校
女子学院中学校・高等学校は東京都千代田区に所在する中高一貫私立女子中学校・高等学校です。
1870年にA六番女学校が設立。 その後移転や合併を行い、1878年に現在の所在地に移転し、名前も女子学院に改名されました。
キリスト教の精神を重んじるプロテスタントの学校として、生徒の自主性が尊重されています。
制服の着用義務はなく、自由な校風が特徴です。
雙葉中学校・高等学校
雙葉中学校・高等学校は東京都千代田区に所在するキリスト系教(カトリック)の中高一貫私立女子中学校・高等学校です。
1875年にフランスのサンモール修道会修道女により、築地語学校として設立。
その後1909年に雙葉高等女学校が設立されました。
設立の経緯からフランス語教育が重視されているのが特徴です。
中学受験の新御三家について
今まで紹介してきた御三家だけでなく、最近では新御三家という言葉を聞くようになりました。
東大合格者数などのデータから最近注目されている新御三家は男子が、
・海城中学高等学校
・巣鴨中学校、高等学校
の三校です。
そして、女子の新御三家が
・鷗友学園女子中学高等学校
・吉祥女子中学、高等学校
の三校です。
この新御三家以外にも地域別でも御三家は存在するので、気になる方はぜひ色々な御三家を調べて覚えてみてくださいね。
中学受験における御三家についてのまとめ
今回は中学受験における御三家についてご紹介してきました。
最後に本記事の内容をまとめてみましょう。
・女子御三家は、桜蔭中学校・高等学校、女子学院中学校・高等学校、雙葉中学校・高等学校
これらの御三家は全て人気も実力も兼ね備えた進学校です。
中には今回紹介した学校の受験を考えている人もいるでしょう。
合格の難易度はかなり高いですが、入学できれば将来の可能性は大きく開かれます。
受験を目指す方はぜひ質の良い対策を行なって頑張ってくださいね!