新年が明けると、いよいよ中学受験本番まで残り1ヶ月になります。
非常に重要な時期になりますから、どう過ごすべきなのか、どんなことを心得ておけば良いのか気になるはずです。
今回は中学受験の直前期の過ごし方と心得について解説します。
中学受験の直前期はどう過ごしたら良い?心得は?
中学受験の直前期は試験本番まで後1ヶ月となるため、いろいろと思い悩んだり勉強に身が入らなかったりするかもしれません。
しかし、1月からどう過ごすかが合否に大きく関係してきますので、ここからご紹介する過ごし方や心得をぜひ参考にして合格を目指しましょう。
1月は気が緩みやすいので注意
1月に入ると受験目前になるため、
「今から頑張ってもしょうがないかも」「これ以上は学力が伸びない」
と思い、気が緩んでしまう子供は少なくありません。
実際はそのようなことはなく、残りの1ヶ月も継続して勉強に力を入れたことで、足りなかった点数が取れるようになったり、解けなかった問題が解けるようになったりした受験生はたくさんいます。
気が緩まないよう対策を行い、本番まで諦めないことが大事です。
1月に学校を休ませるかは子供次第
1月になると少しでも勉強時間を確保するために、学校を休ませるべきか悩む親もいらっしゃるかもしれません。
しかし、1月からは小学校で過ごせる時間が限られてくるため、子供によっては「友達と会う時間を減らしたくない」と思います。
そのため、休ませるかどうかは子供の判断に任せるのが良いでしょう。
無理に休ませても「友達に会いたかった」と落ち込んでしまい、勉強に身が入らない可能性もあります。
本番直前でも合格点に届かない時は?
もし本番直前でも合格点に届かない時は、無理に解けない部分や難しい問題を解こうとしない方が良いです。
基礎や得意分野に力を入れた方が点を取りやすいため、力の入れどころを変えてみましょう。
それだけで10点も点数が上がったという受験生は少なくありません。
わからない部分は理解するまで努力する
合格点は取れているけれど、わからない部分があることに不安を覚えるなら、間違えた部分だけ書き集めたノートを作るのがおすすめです。
苦手部分がどこなのかはっきりとわかり、書かれた部分を繰り返し解くことで苦手分野の対策が簡単にできます。
暗記物は直前期こそやるべき
暗記が苦手な子供は、直前期こそ暗記物に力を入れた方が良いです。
直前期から試験当日まで繰り返し暗記しておけば、途中で忘れることなく試験に活かせるでしょう。
暗記物以外の勉強は12月までに済ませておくと効率良く勉強できます。
試験1週間前から早起きするのも良い
朝が苦手な子供は、試験の1〜2週間前から早起きの習慣をつけさせておくのがおすすめです。
試験当日は朝早くから頭をフル回転させなければいけません。
起きてすぐに準備をして会場へ向かうと、頭が動かないうちに試験に挑むことになります。
早起きに慣れていないほど頭が回転し始めるのに時間がかかりますから、早朝でもしっかりと頭が働くように早起き習慣をつけさせましょう。
緊張をほぐすための方法を考えておく
緊張しやすい子供は、直前期になったら自分の緊張をほぐすための方法を考えておくと良いです。
深呼吸をしたり、目を閉じたり、軽く体を動かしたりと、いろいろと試して緊張を消せる方法を見つけましょう。
中学受験直前期に親ができることや心得は?
では次に、中学受験直前期に親が子供のためにできることや心得をご紹介します。
気が緩んでいる子供のやる気を出してあげる
もし子供の気持ちが緩んで勉強に身が入らないと感じるなら、やる気を出してあげられるような対策を行いましょう。
「問題が解けたらオヤツを買ってあげる」「1週間頑張ったら少しだけ遊んでも良い」
などご褒美を与えるのが良いかもしれません。
その他には、やる気が出るような可愛い文房具や最新の面白い文房具を与えるのもおすすめです。
栄養面・健康面でサポート
中学受験の直前期に体調を崩すと、試験の結果に影響が出るかもしれません。
栄養バランスのとれた食事を与える、早寝早起きをさせる、手洗いうがいを徹底させるなど、栄養面・健康面でのサポートも忘れないようにしましょう。
緊張するのは「当たり前」と伝える
ちょっとしたことで緊張してしまう子供には「試験で緊張するのは当たり前」と伝えてあげましょう。
緊張しているかは見た目ではわからないため、受験当日に周りの受験生を見て「緊張しているのは自分だけかも…」と気を落としてしまうかもしれません。
見た目ではわからなくても、みんな緊張するものと伝えてあげるだけで、受験当日の緊張感は和らぐでしょう。
中学受験の直前期は親子で協力し合うことが大事(まとめ)
中学受験の直前期は親子で協力し合うことが大事です。
「頑張りなさい」「今やらなくてどうするの」と、ただ応援するだけだったりキツい言葉をかけるのはおすすめできません。
「お母さん(お父さん)も頑張るから頑張って」「あなたなら絶対大丈夫」
と子供が安心できる言葉を送り、サポートできることは積極的にやってあげましょう。