「中学受験に向けて家庭教師をお願いしようとしているけど料金相場が分からない…」
「なにを基準にして選べばいいか分からない…」
という方は多いんじゃないでしょうか?
各会社や契約形態によって料金が全然違うのでどうやって選べばいいか分からないですよね。
そこでということで今回は、中学受験対応の家庭教師の料金相場について紹介します。
他にも、家庭教師を選ぶ際に気を付けるポイントも解説するので参考になれば幸いです。
中学受験向け家庭教師の各サービスの料金相場
中学受験対応の家庭教師は、「個人契約」か「家庭教師会社」かによって大きく変わります。
それぞれの料金相場は以下の通りです。
家庭教師会社 | 1時間当たり5,000円~ |
個人契約 | 1時間あたり2,000円~ |
家庭教師会社と個人契約では半分以上の差があります。
今回は都市部に展開している家庭教師会社を調査しましたが、地方であればもう少し値段は低くなります。
個人契約のほうが圧倒的に安い理由としては、
・会社に手数料を取られない
・広告費用がない
・運営費がない
といった理由で当然安くなります。
ただし、個人契約なので講師によって料金はピンキリです。
また、「自宅訪問型」か「オンライン型」かによっても料金が変わります。
オンラインでも値段が変わらないところもあれば、2割前後安くなっているところもあります。
その事も踏まえて、さらに詳しく「家庭教師会社」と「個人契約」の料金相場について紹介します。
家庭教師会社の料金相場
家庭教師会社の料金相場は、1時間あたり5,000円前後が目安となっています。
入会金は2万円前後が多いです。
なので、家庭教師会社を利用した場合の一般的な目安は以下のようになります。
入会金 | 20,000円 |
授業日 | 20,000円(週1回1時間) |
交通費 | 実費 |
受験する学校の難易度や偏差値が高い場合は、レベルの高い講師にお願いする必要があるのでさらに高くなりますが、高くても1時間あたり1万円未満です。
また、オンライン授業に対応している会社もありますが、基本的には授業料金は変わらないか通常より1〜2割ほど安くなると思っておけばいいでしょう。
オンライン授業だと交通費負担が無くなるので実質的に払う費用は減ります。
個人契約の料金相場
個人契約の場合は、マッチングサイトを利用するのが一般的になると思います。
どこのマッチングサイトを利用しても料金相場は、1時間あたり2,000円〜となっており、講師によって差はあります。講師によっては1時間あたり5000円前後に設定している方もいます。
また、マッチングサイトの場合だと家庭教師会社のように入会金ではなく、以下のタイミングで費用が発生します。
・講師へ連絡する時
・面談後利用すると決めてから
マッチングサイトによっては上記のような費用がかからないところもあります。
そのためなので、個人契約の場合はどのマッチングサイトを利用するかで初期費用が変わり、どの講師に依頼するかで費用が変わってきます。
どのような場合でも基本的には家庭教師会社の相場より料金は低いです。
中学受験向け家庭教師の選び方!料金だけで選ぶと失敗する!
圧倒的に個人契約のほうが安いので個人契約がいいと思うかもしれませんが、料金だけで選ぶと失敗するので注意しましょう。
参考までにいくつか注意すべき点を紹介します。
先生の変更は可能かどうか
基本的には、一度体験授業や面接をしてから正式に依頼することになります。
そうじゃない場合はあまり良いサービスではないかもしれないので注意してください。
ただ、一度の授業や面接だけで子供との相性までは分かりませんよね。
仮に相性が悪く先生を交代したい時に交代できるのかチェックしておきましょう。
ちなみに、今回調査した家庭教師会社は無料で交代可能です。
個人契約だと再度先生を探して新たにマッチング料金を払う必要がある場合があります。
オンライン対応しているか
自宅で画面越しということもあり、オンライン授業だと集中できない子供はたくさんいます。
ただ、オンラインでも問題なく勉強に集中できるお子さんならわざわざ訪問型にしなくてもいいでしょう。
オンラインであれば授業料が安くなりますし、交通費も必要ないのでトータルの費用が抑えられます。
最近ではオンライン授業対応の家庭教師会社も増えてきましたが、すべての家庭教師がオンライン対応ではないので確認しておきましょう。
個人契約の場合だと、講師によってオンライン対応の方法は変わるので事前に確認はしておくといいです。
家庭教師はプロ講師か学生アルバイトか
プロ講師は料金が高いですが、本当に子供に見合ったレベルなのか考える必要があります。
プロ講師とはいえ受験するレベルによってはもったいない場合もありますし、プロ講師だからといって確実に成果が出る訳でもないです。
ましてや子供との相性は分かりません。そのためプロ講師なら絶対安心とは言えません。
料金の高いプロ講師に週1回教えてもらうよりも、学生アルバイトでも週2回教えてもらったほうがいい場合もあります。
学生アルバイトと言っても、教え方が上手な人もいるので一概にどちらがいいとは言えません。
子供の学力や家庭の事情に合う講師を選ぶといいでしょう。
授業料以外に必要な費用を聞いておく
授業料以外に必要な費用があるのかきちんと確認しておきましょう。
入会金、交通費、テキスト代などどれくらい必要なのかは事前に聞いておかないと急に請求された場合にトラブルになってしまいます。
高額な教材を買わされたり、授業料と関係ない費用がたくさん請求されたりといったことはよっぽどないと思いますが、念のため聞いておいたほうがいいですね。
特に個人契約の場合は契約書が無く、曖昧な部分もあるので注意が必要です。
追加授業や振替の対応
追加授業や振替したい時にどういう対応か確認しておきましょう。
家庭教師会社は基本的に振替は無料です。
追加授業は1コマ単位(60〜120分)が多く、1コマを分割して教えてもらうといったような融通はしてもらえないところがほとんど。
個人契約の場合は、利用する人それぞれの対応になるので事前に必ず聞いておきましょう。
個人契約の場合は特に注意が必要
個人契約は費用が抑えられますが、家庭教師会社と違ってトラブル時に親が対処しないといけません。
家庭教師会社であれば問題があった時にそのまま会社へ問い合わせしてサポートしてもらうのが一般的で、トラブル毎に規約が用意されているはずなのでスムーズに対応してもらえるでしょう。
一方で個人契約の場合だと、良い意味でも悪い意味でも曖昧なことが多いので、なにかあった時に折り合いがつかなくなる可能性があります。
そうなると無駄な時間が取られてしまいます。
個人契約だと口頭でのやり取りだけになってしまいがちですが、トラブルが発生した時のことを考えるなら大事なことは文面でやり取りして残しておくといいです。
中学受験向け家庭教師は「個人契約」か「家庭教師会社」どちらがおすすめ?
結局「個人契約」か「家庭教師会社」どちらがおすすめかと言われると一概には決められません。
料金のことだけを考えるなら基本的には個人契約がおすすめです。
家庭教師を自分で探す手間やトラブル時のことを考えるのであれば家庭教師会社を利用するのがいいでしょう。
あとは、中学受験させるレベルによっても変わってきます。
難易度の高い学校であれば、学力はもちろん、その学校の受験対策も必要になってくるでしょう。
そういった時に家庭教師会社であれば、今までの実績や会社内で講師同士で情報共有されているはずなので、個人契約よりも優れています。
それぞれのメリットデメリットを考えて、自身の家庭に合う家庭教師を利用しましょう。
まとめ
ということで、中学受験向けの家庭教師の料金相場を紹介しました。
「家庭教師会社」は1時間5,000円前後〜、「個人契約」は1時間2,000円前後〜となっています。
個人契約は費用を安く抑えられますが、トラブル時に大変です。
そういった点も理解してそれぞれのご家庭に合うサービスを利用しましょう。