中学受験直前はどう過ごせば良いのか、親が子供へできることは何か、わからないものですよね。
中学受験において、親のサポートは勉強することと同じくらいに重要です。
そこでこの記事では、受験直前期の過ごし方と、親がお子様にできることについて詳しくご紹介します。
中学受験直前期の過ごし方
それでは早速受験期直前の過ごし方についてご紹介します。
保護者の方の注意点もいくつかございますので、ぜひ最後までご覧ください。
過去問演習や問題演習中心の勉強をする
受験直前のシーズンは新しい知識の詰め込みをするよりも、過去問や予想問題をたくさん解くようにしましょう。
当日受験する問題に一番近い過去問や予想問題を何度も繰り返し解いて、間違えたところは2度と間違えないように復習しましょう。
また、模試を受けた時も同じように、徹底的な復習をするように心がけましょう。
お手持ちの過去問の中からわからない問題がなくなるくらいになるまでたくさん問題演習をするのが理想です。
ただ、過去問演習の度に満点を目標とするのはあまりおすすめしません。
受験は「合格最低点よりも上の点数」を獲得すればどのような点数でも合格します。
そのため、毎回満点を目標にするのではなく、合格平均点くらいを目標に過去問演習をするのがおすすめです。
生活リズムを朝型へ整える
夜型で勉強をしているお子様の場合は、必ず少しずつ朝型へとシフトするようにしましょう。
ほとんどの入試は朝から始まることがほとんどなので、夜型の子が突然朝入試に挑むとなると、試験中に眠くなってしまって全然集中できないという事態にも陥ってしまいます。
受験前でも学校へと行っているお子様は基本的に朝型のままかと思います。
ただ、学校を休み、生活リズムが崩れてしまっている場合は、少しずつ朝型へとシフトするように起床と就寝の時間を調整するように心がけましょう。
学校を休むかどうかはお子様と要相談
受験直前期になると「学校での勉強は受験対策にならないから」という理由で学校を休むお子様が増えます。
確かに、効率的に過去問対策を進めるという意味では学校を休むのは良いかもしれません。
しかし、学校は受験勉強を頑張っていて唯一「友達に会える場所」でもあります。
長い受験勉強のストレスを、友達と会うことで発散することができるというお子様のも中にはいらっしゃいます。
学校を休んで友達と会えず、黙々と1人で勉強することでストレスが溜まってしまうこともあります。
そのストレスが体調の悪化ややる気の低下というような悪い影響を引き起こしてしまう可能性もあるのです。
ただ、学校の環境があまりにも悪い場合や、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染が怖い場合は大事を取って学校をお休みすることをおすすめします。
学校は毎日休まなくても、週に何日かはいく日を設けるという風にしても良いかもしれませんね。
学校を休む場合は、生活リズムが崩れないように起床就寝の時間を中心に、1日の動き方は学校がある日とあまり変わらないようにしましょう。
生活リズムがもし崩れてしまいそうになる場合は、学校に行く方が良いです。
学校を休むかどうかを判断する際には、必ずお子様と一度話し合ってからどうするか決めるようにしましょう。
受験直前期に親ができること
受験直前にお子様が頑張ることは上記の通りです。
しかし、中学受験はお子様だけの戦いではなく、親も一緒にサポートをするものです。
ここでは、受験直前期に親ができることを紹介しておりますので確認してきましょう。
手続き系は気をつける
中学受験の手続きは基本的には親の役割だと思います。
そちらの手続で何かミスがあると、お子様がどれだけ頑張っていても、最悪の場合受験をすることができないという事態にも陥ってしまう可能性があります。
そのため、受験申し込みなどの手続きは必ず漏れなく行えているかどうかを必ずチェックするようにしましょう。
食事の管理
受験直前は、少しでも勉強の時間を伸ばそうとして食事を簡易的なものにしてしまう保護者の方が多いですが、それは逆効果になることもあります。
簡単で栄養の偏っている食事が続くことで、お子様の体調が崩れてしまう可能性もあります。
また、食事の時間は勉強のことを考えず、ご家族でゆっくりとした時間を過ごせる数少ない時間です。
お子様はたくさん受験勉強を頑張っている中で、そのような時間を楽しみにしている場合もあります。
食事はできるだけ栄養バランスの整ったものや、お子様の大好きなものを時には食べさせてあげるようにしましょう。
食事の時間を楽しみにすることで、一日の中に精神的に安らぐことの出来る時間を作ることが出来ますし、受験勉強のモチベーション維持にも繋がります。
食事の時間は無駄だと思うかもしれませんが、お子様にとっては大切な時間だということを忘れないでくださいね。
メンタルケア
模試の結果や塾の試験の結果がご自身の思うようにいかない場合もあることでしょう。
そんな時に親である皆様が「なんでできないんだ」「もっと頑張りなさい」というような言葉を投げかけてはいけません。
学校の友達が楽しく遊んでいたりしている中、受験勉強を一番頑張っているのはお子様です。
どんなことがあっても、親である皆様だけはお子様の味方でいてあげられるようにしてください。
この時期の親子関係のあり方は、受験だけではなく、その後の関係にも影響を及ぼします。
お子様の様子がおかしかったり、不安なことがあるようだったら必ず寄り添って話を聞いてあげるようにしましょう。
受験期直前は皆様もイライラすることがあるかもしれませんが「一番頑張っているのは子供なんだ」ということを常に念頭において接してあげるようにしましょう。
まとめ
この記事では、中学受験直前期の過ごし方と親ができることについてご紹介しました。
受験本番に向けた実践的な過去問演習なども大切ですが、それと同じくらいに親子間での連携も大切です。
高校・大学受験とは異なり、中学受験では親の出てくるタイミングがかなり多いので、この記事を参考にどのようにサポートすれば良いのか、改めて確認してみてくださいね。