中学受験の勉強というのは、始める時期が大事になってきます。
多くの勉強時間を確保する必要があり、遅すぎると受験でいい結果を残すことはできません。
この記事では「中学受験はいつから勉強を始めれば間に合うのか？」という部分を解説していきます。
中学受験をするならできるだけ早く受験勉強を始めよう
中学受験は、高校受験や大学受験と同じく、受験勉強を始めるタイミングが重要になってきます。
あまりにも遅すぎてしまうと受験でいい結果を出すことはできません。
この中学受験の勉強を始めるタイミングというのは、親が決めるものです。
さすがにこの年代の子供が自発的に中学受験の勉強を始めるということはなく、親から言われてやるようになることが多くなります。
中学受験の舵取りをするのは親の役目です。
できるだけ早いタイミングで、お子さんに受験勉強をさせるようにして下さい。
高学年から中学受験の受験勉強をしている子が多い
中学受験の受験勉強を始めるタイミングとしては、高学年になる小学4年生から始めるお子さんが多いです。
小学4年生から始めれば、およそ3年もの間、中学受験のための勉強ができます。
3年間、受験勉強をすれば確実とは言いませんが、志望する中学校に入学できる可能性は大幅に高くなります。
「中学受験で絶対結果を出したい」と考えるのなら、4年生から3年間、じっくり時間をかけてお子さんに勉強させるのがおすすめです。
高学年から中学受験の対策を始める2つのメリット
小学4年生から中学受験の対策を始めることで、いくつかのメリットを受けられます。
ここでは、そんな中から2つのメリットを紹介していくので、是非チェックしてみて下さい。
詰め込みすぎる学習にならない
小学4年生から中学受験の勉強をするというのは、3年間、受験勉強をする時間を持つことができます。
3年もあるなら、じっくりと中学受験の対策を進めることが可能です。
これが、1年ちょっとしかないのなら、毎日学校が終わったらすぐに受験勉強をする日々を過ごさなければならなくなります。
詰め込みすぎることで、勉強が嫌になる可能性も出てくるでしょう。
しかし、3年間あるのでそこまで勉強漬けの日々を送る必要もありません。
一日数時間の勉強で構わないですし、ときには勉強をしない日も作り出せます。
時間に余裕を持てることで、かかる負担を抑えることができるのです。
学校生活を楽しみながら受験の勉強もできる
時間に余裕が持てるので、他のことを楽しむ機会も持つことができます。
小学校にはさまざまな行事があります。受験勉強を始めるタイミングが早いと、この行事にきちんと参加できる時間的な余裕を持つことが可能です。
小学6年生から受験勉強を始めるとなると、このような行事に参加できたとしても、勉強中心の生活なので他の生徒と比べると、そこまで楽しむことはできません。
修学旅行中でも、他の生徒が楽しんでいる中、一人勉強をしなければならないことも出てきます。
小学校生活は人生で一度きりです。
この時間を楽しめるように、ギリギリのタイミングで受験勉強を始めるのではなく、時間に余裕を持って始めるようにしましょう。
小学5年生や6年生は中学受験の勉強開始時期としては遅い？
小学4年生から始める子が多い中、小学5年生や6年生から中学受験の勉強をするというのは遅いのでしょうか。
ここでは、「小学5年生や6年生から中学受験の勉強を始めて間に合うのか？」という部分を解説していきたいと思います。
小学5年生なら頑張ればまだ遅れを取り戻せる
多くの子供が始める小学4年生より1年遅い、小学5年生から受験勉強を始める場合でも、まだ頑張れば遅れを取り戻すことは可能です。
学校が終わった後に友達と遊ぶことはできなくなるかもしれませんが、毎日数時間の勉強を受験まで続けられるのなら、いい結果を出せる可能性は高くなります。
ただし、小学5年生から始めるのなら、それ相応の努力が必要になることだけは忘れないようにして下さい。
小学6年生から始めるなら元々の学力が重要になる
さらに1年遅い、小学6年生から中学受験の勉強を始めるというのは、大きな苦戦を強いられることが多くなります。
元々の学力があまり高くないお子さんの場合は、受験でいい結果を出すことは難しいでしょう。
しかし、元々学校のテストで高得点を取れているような子供なら、6年生から始めても結果を出すことは可能です。
どんなお子さんでも間に合うとはさすがに言えませんが、これまでの成績次第では、小学6年生から中学受験の勉強をスタートさせても難関中学校に合格できる可能性が出てきます。
中学受験は親の決断のタイミングも重要になる
中学受験は、「いつから受験勉強を始めるか？」というのが大変重要になります。
受験でいい結果を出したいのなら、できるだけ早く受験勉強を始めるようにして下さい。
もう一つ重要になるのが、中学受験を決意するタイミングです。
お子さんに中学受験を勧めるタイミング次第で、その受験勉強を始める時期が遅くなることもあります。
小学6年生から中学受験を勧めてしまっては、残された期間は1年を切っています。
これでは、子供に対して大きな負担をかけることになってしまうでしょう。
お子さんに、「中学受験をさせるか？させないか？」という決断はできるだけ早くするようにして下さい。
そして、一度決断したのならすぐにそのことを子供に伝え、中学受験の勉強をスタートさせるのが合格への近道になります。
親の決断のタイミングも重要になることを忘れないようにして下さい。