「受験対策を考えているけど家庭教師ってどうだろう?」
「塾と家庭教師はどっちが効果あるかな?」
こうしたお悩みに答えていきます。
家庭教師は、お子様に合った指導を行います。
オーダーメイドの学習管理により、家庭での自己学習の習慣づけも期待できるでしょう。
家庭教師は週に1回でも効果ある?
週1回だとしても、お子様の「家庭学習」の仕組みを作ることができれば大丈夫です。
中学生の学習時間と学力の関連という文献によると、授業の予習・復習を行うなど計画的に家庭学習ができる生徒は、学力が高くなる傾向にあることが分かります。
では、どうやったら家庭での学習を習慣づけることができるのでしょうか。
2つポイントがあります。
2.保護者様がチェックをする
順に見ていきましょう。
1.家庭教師と「学習計画表」を作成する
自己学習をなかなか続けられない要因のひとつとして「何をすれば良いかが分からない」ということが考えられます。
すべきことが明確でないと、つい後回しになってしまいがちですよね。
「学習計画表」は、お子様が勉強に取り掛かりやすくなるために必要なのです。
家庭教師は、お子様の学習進捗度を十分に理解しているので、効果的な宿題を提案してくれるでしょう。
また、宿題の一環としてミニテストなども取り入れてもらうと、どの部分の理解度があいまいか明確になるのでおすすめです。
2.保護者様がチェックをする
学習を継続させるコツは、小さな成功体験を積むことです。
問題をしっかり解けていても評価がなければ、勉強に対するモチベーションをなかなか保てません。
保護者様には、その日の学習内容ができているかチェックして褒めていただき、お子様の「できた」という感覚を積み上げる一翼を担っていただければと思います。
家庭教師と塾はどっちが良い?
家庭教師と塾どちらにしようか迷われている方も多いと思います。
授業の仕方や、向いているお子様のタイプに違いがあるので、ご紹介していきます。
家庭教師 | 塾 | |
---|---|---|
授業の仕方 | 一対一の完全個別指導 | 集団授業or1対2~3の個別指導 |
カリキュラム | お子様に合わせて作ったもの | 塾のカリキュラムに沿ったもの |
授業のペース | 進行状況によっては遅い | 速い |
講師 | 選べる | 選べない |
曜日・時間 | 選べる | 選べない |
勉強スタイル | 一人でもくもくと勉強 | 友達と一緒に勉強 |
向いているタイプ | 周りを気にせず勉強したい | 競争心をもって勉強したい |
家庭教師の特徴は「自由度が高い」ところ
塾は、これまでの指導結果から分析を行ってカリキュラムを作成します。
そのため、基本的には塾独自の指導方針に沿って授業が進められていきます。
家庭教師の場合は、お子様の状況をヒアリングして最適なプランをご提案するので、カリキュラムや授業ペースなどに対する裁量の余地が大きいのです。
向いているお子様のタイプ
塾では、同じ学校の子がいることも多いので、友達と一緒に勉強を頑張ることができます。
塾内での模試の結果が張り出されたりもするので、競争心をバネにして励めるタイプのお子様が向いているでしょう。
家庭教師は、お子様と講師が1対1で行っていくので、1人でもくもくと進めることができます。
周りの生徒と自分を比べてストレスを感じてしまうお子様は、自分のペースで進められる家庭教師の方が良いでしょう。
家庭教師ならではの魅力3つ
家庭教師だからこそできることが3つあります。
2.能動的に授業を受けられる
3.日時の融通が利く
詳しく見ていきましょう。
1.1対1の指導により細かい対応が可能
家庭教師は「完全個別指導」なので、お子様に合わせた授業の提供が可能になります。
問題を解いている間もお子様の様子を見られるので、どこでつまづいているのか、もっと効率の良い解き方があるか、などを隈なくチェックしてもらえるのです。
時間を最大限に有効活用してお子様1人と向き合えるのが、家庭教師の最大のメリットでしょう。
2.能動的に授業を受けられる
集団塾の場合、授業をひたすら聞いて問題を解くという流れが一般的です。
そのため、お子様によっては質問がしづらいと感じてしまうこともあると思います。
家庭教師の場合、対話しながら授業を進めていくので、分からないところは都度聞いて解決できるという利点があります。
3.日時の融通が利く
家庭教師は、曜日や時間が決まっているわけではないので、ご家庭の希望に合わせて依頼できます。
「試験前だから回数を増やしたい」や「この日都合が悪くなったから、別の日に振り替えてもらいたい」ということも可能になるのです。
お仕事が忙しいご家庭や、習い事を他にもしていて塾の曜日と合わないというご家庭には、家庭教師がおすすめです。
受験対策のための家庭教師を選ぶコツ
家庭教師を依頼する方法は、家庭教師センターと契約するか、講師個人と直接契約するかの2通りあります。
家庭教師センターの場合には、そのセンターからお子様の志望校合格者がいるかを確認するようにしましょう。
合格の実績があるのなら、志望校の受験対策が確立されている可能性が高いからです。
個人の家庭教師を選ぶ際には、実際にその講師が志望校出身かを見ると良いでしょう。
講師自身の受験経験からアドバイスをもらえるというメリットが考えられます。
まとめ
家庭教師は、完全個別指導という強みを生かして、お子様に最適なカリキュラムを作ることができます。
講師との学習が週に1回だとしても、家庭での学習も掛け合わせれば、成績向上の効果は期待できるでしょう。
お子様の自己学習にも万全のサポートをしてもらいたい場合は、家庭教師を検討されてみてはいかがでしょうか。