「5年生の受験対策は何をすべき?」
「この時期に成績が下がったらどうしたら良い?」
高学年では学習の難易度が上がり、壁にぶつかる子も増えます。
この記事では、5年生でやるべきことやスランプに陥る理由を解説するので、受験対策の参考になれば幸いです。
中学受験で5年生のときに身につけておくべきスキル3つ
過去問に注力し始める6年生に向けて、5年生で身につけておくべきことは3つあります。
2.思考力をつける
3.時間を測って問題を解く
詳しく見ていきましょう。
1.習ったことはその日のうちに復習する
5年生で習う内容は都度復習をして「使える」状態にしておく必要があります。
中学受験のカリキュラムでは、5年生で受験に必要な内容をほぼ学び終わります。
そのため、この時期に習った知識を使えなければ、6年生で過去問を解くことが難しくなるのです。
1度習っただけで、完璧に学習内容を理解できる子はなかなかいませんよね。
演習して、間違えて、再度学習していく中で知識は使いこなせるようになるものです。
6年生から受験対策のラストスパートをかけられるよう、5年生の間に習ったことは必ず復習して、使える知識を積み上げておきましょう。
2.思考力をつける
受験は問題文から難解なことが多いです。
特に算数は、何が問われているか理解したうえで「今まで習ったことを組み合わせて答えを導き出す力」が問われます。
分からない問題がきたときにすぐ諦めるのではなく「使える公式はないか」「こういうふうに考えたらどうか」など自分で考え続ける練習が効果的です。
3.時間を測って問題を解く
受験は時間との戦いでもあります。
答えが分かっていても、時間内に書き終わらなければ点になりません。
焦りから普段はしないようなミスをしてもいけないので、演習を行う際には本番を見据えて時間を意識すると良いでしょう。
スランプに陥るのはどうして?対策を解説
受験範囲の大部分を学習する5年生では、授業回数が増えますし、難易度も上がります。
それに伴い、毎回の宿題も格段に多く出されるようになります。
5年生は、難しくなった学習内容についていけず成績が伸び悩んだり、大量の宿題に追われるうちに勉強したい気持ちを見失ったりしやすい時期なのです。
こうしたスランプを避けるには2つのことを意識する必要があります。
2.受験勉強する意味を考えること
それぞれ見ていきましょう。
1.睡眠時間を確保すること
睡眠時間を犠牲にして勉強時間を増やしても、かえって成績を下げかねません。
小学校での学習活動効率と体力に関与する児童の睡眠動態によると、9時間以上眠る子と比べて睡眠時間が9時間未満の子どもたちは、計算問題の正答率が下がったとのことです。
さらに、睡眠不足はストレス耐性を弱めることも分かっています。
寝る時間を削って勉強したのに成績が下がったからさらに睡眠を犠牲にする、という負のスパイラルに陥らないよう注意しましょう。
2.受験勉強する意味を考えること
「遊びを犠牲にしてまでこんなに勉強が必要なのか」と思ってしまう原因は、勉強の目的があいまいなことにあります。
大人が仕事を頑張れるのは、家族と楽しいことをするためとか、キャリアアップするためなどの目的があるからですよね。
子どもも同じで、苦しい勉強の先に嬉しい未来がないと途中で迷子になります。
テストで良い点を取ったり、志望校に受かったりしたらどんな良いことがあるのか、毎日の勉強を頑張った先にある未来を想像できるようにしてあげましょう。
受験を乗り切るために親ができること3つ
受験勉強が本格化する5年生を乗り切るには、保護者様の存在が必要不可欠です。
3つのことを意識してお子様を支えましょう。
2.学校見学に連れて行く
3.子どもの自己肯定力を高める
順に見ていきましょう。
1.勉強と遊びのメリハリをつける
適度な息抜きがなければ煮詰まってしまいます。
長期休みで近場へ旅行したり、お子様の好物を食べに行ったりするのも良いのではないでしょうか。
もし完全な遊びに抵抗がある場合は、科学館など知的好奇心も育める場所がおすすめです。
2.学校見学に連れて行く
オープンキャンパスに行くと、その学校での生活が想像しやすくなります。
憧れの制服、興味を掘り下げられる授業、楽しそうな行事など、遠かった未来が身近に感じられるのです。
志望校が決まっているお子様はさらにモチベーションを上げられますし、まだ決まっていないお子様も、行きたい学校を見つけられるかもしれません。
参加したい学校見学会があるかチェックしてみましょう。
3.子どもの自己肯定力を高める
子どもの自己肯定力を高める方法は「頑張った過程を褒めること」です。
褒めてもらえると、自分の頑張りをちゃんと見てくれているんだ、と安心できます。
他の子とは比べず、お子様が努力していることを日頃から褒めるようにしましょう。
勉強の仕方に迷うなら家庭教師がおすすめ
家庭教師は1対1の指導なので、お子様の勉強方法が効果的かどうかをチェックしてもらえます。
受験を控えた5年生になると、学習内容は多岐にわたり、宿題の量も増えていきます。
数をこなそうとするうちに、だんだん分からないところは解答を赤ペンで写して終わりとしてしまう危険があるのです。
宿題の本質は、身についていない部分を把握して「なぜできなかったのか」「どう考えたら良かったのか」を自分で考えるという点にあります。
解答を写すだけではただの作業になるので、割いた時間に対して得られる知識が少なくなります。
その結果、頑張ってやっているのに結果が出ないという状況に陥るのです。
家庭教師のような完全個別指導だと、宿題を作業ではなく「学び」として活用できているか、お子様と話したりノートを見たりして直接確認できます。
勉強量と結果が結びつかない場合、家庭教師を利用して勉強の仕方を学んでみるのはおすすめです。
まとめ
中学受験対策として、5年生の間にするべきことを解説しました。
2.知識を組み合わせて問題を解くような、思考力を身につける
3.本番を見据えて、時間を測りながら演習する
この3つを意識して取り組みましょう。
中学受験対策は、5年生からぐっと内容が濃くなり難しくなります。
挫折しないために大切なことは2つです。
2.勉強する目的を明確にすること
毎日勉強しているのに結果が出ない場合、勉強の仕方が原因かもしれません。
どれだけ量をこなしても、学びがなければステップアップできないものです。
家庭教師であれば、効果的な勉強方法をマンツーマンで教えてもらえます。
勉強の仕方に迷いがあるならば、家庭教師を検討してみてはいかがでしょうか。