中学受験に役立つ資格があることをご存知でしょうか。
中学受験の合否に直接影響する資格から、影響はしないけど取得しておくと受験に役立つ資格があります。
本記事では、有利になる資格と資格取得を検討する際に注意すべきポイントを解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
資格を持っていると中学受験は有利になる?
持っている資格の種類、有無で中学受験の合否に影響が出ることは基本的にありません。
ただ、一部の資格においては持っていると優遇されることもあります。
中学受験の合否に直接影響しなくても、資格を持つメリットはたくさんあります。
漢検や算数検定などは、資格試験の勉強がそのまま学力アップに繋がり、資格試験合格は、モチベーションアップにとても効果的です。
また、中学受験後の高校受験や大学受験、就職活動において資格は大きく役に立ちます。
本格的な中学受験勉強が始まる前に計画的に勉強をする癖をつけるために、資格試験の勉強を利用するのもおすすめです。
中学受験に有利な資格
中学受験の合否に影響する、中学受験に有利と言える資格は英検です。
英語の能力を重視する私立中学は増加しており、英検2級以上を取得していると英語の試験が免除されることもあります。
試験が一科目免除されることは非常に大きなメリットです。
ただ英検の勉強が中学受験対策の時間を削っていては本末転倒になってしまうので、中学受験の勉強が本格化する前に英検を取得しておくことが望まれます。
中学受験に役立つ4つの資格
ここからは中学受験の合否に直接影響する事は基本的にないですが、資格取得の為の勉強などに大いに役立つ資格を4つ紹介します。
漢検
日本漢字能力検定、略して漢検の勉強は中学受験の国語においてとても役にたちます。
漢字に関する問題の正答率が良くなることはもちろん、語彙力がアップし国語や長文に対する苦手意識がなくなります。
そうすると、国語の勉強以外にも読書をしたり、より深く資料集や参考書を読み込んだりするようになります。
漢字の力は日本語力の底上げになるので、国語だけでなく中学受験全体にポジティブな影響を与えます。
算数検定
実用数学技能検定、算数検定は計算や作図の力を養うことに役立ちます。
11級から6級までが小学生の範囲になっているので、本格的な受験勉強に入る前に6級取得を狙うといいでしょう。
算数に苦手意識を持っている場合、易しいレベルの検定を受けさせて自信をつけさせるのも効果的です。
歴史検定
歴史検定は、社会の歴史に強い興味を持っている子どもにおすすめです。
歴史を好きな子どもは進んで勉強をしていきますが、そこに検定というステップアップの道を見せてあげる事でよりモチベーションがわきます。
理科検定
理科は様々な事象を勉強し、それぞれの事象に対する考え方が他の分野にも応用できる学問です。
そのため、理科に興味を示している子どもには小学校での勉強だけでなく、検定で扱う範囲の勉強までさせてあげる事が効果的です。
中学受験における理科ではどうしても暗記に頼ってしまう子が多いです。
暗記に頼って、原理や法則を正しく理解していないと中学、高校での理科の勉強でつまづいてしまうことがあります。
理科検定の勉強を通して、暗記ではなく原理原則から正しく理解し、使える知識として定着させることができます。
受験勉強>>>資格試験勉強
中学受験前に資格を取得しておくメリットは多くありますが、それでも資格試験の勉強が受験勉強の邪魔になる事は避けなければいけません。
英検や数検は高校、大学受験、就職活動にも影響してくるため中学受験だけでなく子どもの人生を長期的に考えれば、かなり取得しておいて損はない資格になります。
ですが、中学受験の時期は中学受験合格を最優先に考えて時間を使うべきです。
苦手克服のための勉強をするべき子どもが、楽しいからと言って数検や歴史検定に時間を割いてしまうことも避けましょう。
何かしらの学力アップにはつながっていますが、志望校合格には一歩も近づかず、子どもは勉強した気になっているという最悪のパターンになってしまいます。
資格取得は小学校5年生まで
中学受験の合否に直接影響する資格が少ないことからも、資格取得のために時間を使うのは遅くても小学校5年生前までが望ましいです。
子どもが資格取得のための勉強にのめりこんでしまうと、本来の目標である中学受験のための勉強に身が入らないこともあり得ます。
もし、子どもの資格取得を考えているのであれば取得したい資格とそのレベル、小学校5年生までの残り時間を検討してみましょう。
また、勉強を計画通りに進める事が上手な性格であれば、中学受験の息抜きとして好きな分野の資格勉強をさせることもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は中学受験に役立つ資格を紹介しました。
・英検
・漢検
・数検
・歴史検定
・理科検定
資格の取得は学力アップや勉強習慣作り、子どもの自信、大学受験や就職活動に役立つなどのメリットがあります。
なので、中学受験まで時間がある場合はぜひ取得を検討してみてください。
ただ、中学受験直前の場合は、中学生になってから子どもの得意な分野で資格取得を検討する方がいいかもしれません。