中学受験で算数の成績が伸びず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
もしかしたら原因は、ノートの取り方にあるかもしれません。
ここではおすすめな算数ノートの取り方を紹介します。
算数の成績を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ありがちな算数ノートのNGな取り方と解決法
ここでは小学生のお子さんにありがちな、算数ノートのNGな取り方を3つ紹介します。
解決法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
文字サイズがバラバラ
算数ノートのNGな取り方1つ目は、文字サイズがバラバラなことです。
字が丁寧に書かれていても、文字のサイズが揃っていなければ見にくいノートとなってしまいます。
文字サイズを揃えるためにも、以下のようなことに気を付けましょう。
基本は罫線の中に文字を収める
分数の整数と括線は横並びで揃える
記号(+・-・×・÷・=)は横並びで揃える
これらができていないと、ノートが見にくくなるうえ分子や分母が分からなくなり、計算ミスが多くなってしまいます。
文字サイズを揃えるだけでもグッと見やすく、間違いが起こりにくいノートが完成します。
適切に余白が使われていない
算数ノートのNGな取り方2つ目は、適切に余白が使われていないことです。
お子さんによっては、ギッチリと文字を書いて余白が一切ないノートの取り方をしている場合があります。
そうすると式・計算・答えが分からなくなってしまい、見直しがしにくくなってしまいます。
分かりやすいノートを作成するために、式・計算・答えのほか問題ごとにスペースをあけて余白をしっかりと開けましょう。
そうするとパッと見ても分かりやすいノートが作成できます。
ノートに線を引くことも手です。1ページを3分割に分けます。
一番左側に問題の番号を、真ん中に式と答えを書き、一番右側は計算に利用しましょう。
答えには下線を引くと、より分かりやすくなります。
大事な部分が分からない
算数ノートのNGな取り方3つ目は、大事な部分が分からないことです。
ノートの中身を全て同じ様に書いていると、見直したときにどこが重要か分からないようになってしまいます。
大事な部分が後で見直せるように、大事な部分は図や囲い、矢印などで目立たせましょう。
視覚的に分かりやすくすることがポイントです。
ペンを利用できる場合は、赤ペンや蛍光ペンを使うこともよいでしょう。
ただしカラフルになりすぎて分かりにくくなる場合もあるため、使用する色は1色に留めておくことをおすすめします。
お子さんの算数ノートについて親御さんが気を付けること
お子さんの算数ノートについて、親御さんに気を付けてほしいポイントは2つあります。
親子で協力して、中学受験を乗り切れるようなノートを作成しましょう。
お子さんが使いやすいノートを用意する
お子さんが使いやすいノートを用意してあげてください。
使用する教科やお子さんの年齢によっても異なりますが、基本的にはお子さんの時の大きさに合わせた罫線の幅のノートを選んであげましょう。
罫線の幅が狭すぎると、見にくいノートになってしまいがちです。
文字がつぶれて、適切な余白を取りながらノートを取ることができません。
いくつかのノートを買ってみて、どれが使いやすいか試すのもおすすめです。
ノートを確認する
お子さんが取ったノートを、親御さんも確認してみてください。
そこでアドバイスをあげて、親子で見やすい算数ノートを作成していきましょう。
ノートを確認して「ここの説明してくれる?」とお子さんに問いかけることもポイントです。
分かりやすいノートであればお子さんは説明しやすいですが、先述したようなNGノートでは説明がしにくいのではないでしょうか。
お子さんが説明できないようであれば、内容を整理しながらノートを作り直してみると良いでしょう。
ノートを作り直す際はアドバイスをあげる形にして、お子さんのノート作りの力を養ってあげてください。
中学受験には「解きなおしノート」の作成もおすすめ
中学受験の場合、算数の「解きなおしノート」が非常に役立ちます。
ぜひ作成してみてください。
解きなおしノートとは?
解きなおしノートとは、テストや模試で間違えた問題をまとめたノートです。
お子さんの苦手を集めた専門の問題集になるため、中学受験の勉強にピッタリです。
一度間違えた問題を定着させるには「繰り返し学習」が重要です。
何度も問題を繰り返すことで、反復学習ができ苦手を克服できます。
解きなおしノートを利用することで、この繰り返し学習ができるようになります。
また、お子さんの苦手の傾向を掴むことができるため、有効な対策方法も分かるようになるというメリットも。
テストや模試前に見直しもしやすいため、自分専用の教材として活用可能です。
そのため、中学受験を目指すお子さんには作成することをおすすめします。
解きなおしノートの作り方
解きなおしノートの作成には、ルーズリーフをおすすめします。
習得した問題を適宜外せるため、常に最新の解きなおしノートとなるためです。
まずは間違えた問題と解答をコピーします。
問題文を書き写すよりも、効率的なのでコピーがおすすめです。
次にノートの見開き左ページに問題を、右ページに回答を貼ります。
そこに間違えた箇所を記載します。
最後に、問題が出された日付やテストの名称といった、テストの情報を書きこんで完成です。
以上の手順を繰り返して、テストや文字試験があるたびに解きなおしノートをアップデートしていきましょう。
算数ノートを綺麗に取って点数UP!
算数ノートを綺麗に取ることで、数学の点数がUPする可能性があります。
そのため
「文字サイズがバラバラ」
「余白がない」
「大事な部分が強調されていない」
といった、NGな算数ノートを取っているお子さんは改善していきましょう。
親御さんも、使いやすいノートを購入したりお子さんにアドバイスをあげたりと、お子さんのノートの取り方を改善する手助けをしてあげてくださいね。