こんにちは!
大学受験エリート 武蔵境校の英語講師です。
英語の指導と質問対応はおまかせください!!
今回の話題は、大学受験 英語の勉強法です。
英語の勉強のなかでも、『英単語の暗記』に絞って、
おすすめ勉強法を紹介します。
ぼくはこの勉強法を実践して、東京外国語大学英語科の合格を掴みました。
ぜひ参考にして下さい!
受験生時代に使っていた英単語帳
ぼくは、「システム英単語」という学校指定の単語帳を使って、1年生のときから英単語の暗記をしていました。
このとき英単語を暗記するのに使ったツールが、暗記カード(単語カード)です。
「システム英単語」の魅力は、専用の暗記カードが市販されている点です。
この暗記カードがぼくの人生を変えたと言っても過言ではありません。
この暗記カードには沢山の思い出があって、今でも強く印象に残っています。
※ここで言っている市販の暗記カードは、文房具屋さんで売られている、
白紙のカードのことではなくて、単語帳とセットで売られているものです。
移動時間を利用して英単語の暗記
当時、ぼくは電車で片道50分かかる高校に通っていました。
ラッキーなことに、座れることが多かったので、
通学の時間を有効活用して英単語を暗記していました。
自分はよく
「今日の朝はこの束とこの束をめくろう! 帰りの電車では別の束をめくろう!」
みたいな感じで、複数の暗記カードの束を持ち歩いていました。
記憶のプロセスと結びついた暗記カード
暗記カードを使って単語を覚えることの利点は、人間の記憶の機能と結びけやすいことです。
人は記憶したことをすぐに忘れてしまうものです。
そして、一度覚えて、忘れて、また覚えて忘れる……という過程を繰り返して、
最終的に記憶を定着させていきます。
暗記カードを使うと、まず新しい単語を見て、裏で意味を確認して、
そして次の新しい単語を見て、裏で意味を確認して……という、「暗記カードめくり」をします。
この「暗記カードめくり」を繰り返すことが重要で、暗記カードはこの反復がやりやすいです。
もちろん、新しく出てきた単語なんて10秒もしたら、あれ、意味なんだっけ? となります。
でも、またそのカードを時間をあけて復習すると、だんだん覚えられてきますよ!
暗記カードを使って、覚えて忘れる……の過程を繰り返すことで、
最終的に英単語が定着します。
暗記カードの『束』をカスタマイズ! 暗記プロセスを自己管理しよう!
暗記カードを使って英単語を覚えるもう一つの利点は、
一束の英単語の数を自分で好きなように決められることです。
例えば、今まで1回も見たことがない新出単語を覚えたいときは、カードの一束を20枚にする。
今まで3回確認して次は4回目だ!というときは、一束を100枚にしてみたり。
さらには、もう完璧に覚えた自信がある単語を20個と、3回確認が終わっている単語を30個、
まだ1回しか確認していない単語を30個で、合わせて80単語の一束。
色々な『束』の作り方ができますね。
こうして、自分で単語カードの束をカスタマイズできます。
自分で自分の暗記プロセスを管理しているので、
誰かに強制的にやらされている感覚もなく、だんだん暗記が楽しくなってきます。
ぼくの場合は、「カードの束を作ること」自体がとっても楽しくなっていました。
暗記カードの束は、定期的に順番をシャッフルしよう
また、暗記カードの束は順番をシャッフルすることもできます。
同じカードの束を何度もめくるのは記憶の定着に欠かせません。
でも、同じカードの束をめくることばかり繰り返していると、
だんだん慣れてしまい、「この単語の次は、あの単語だな」という予測で考えるようになってしまいます。
これでは、暗記カードの威力が半減です。
定期的にカードをシャッフルして、カードの順番をランダムに変えることが大切です。
そうすることで、同じカードの順番からくる慣れを防止することができます。
また、何といっても飽きません。
飽きがこないから、英単語の暗記を楽しんで続けることに繋がります。
暗記カードを使う際の注意点
暗記カードを使う際の注意点があるとすれば、『暗記カードを作って満足』しないことです。
専用の暗記カードが市販されていない場合は、自分でカードを作ることになります。
しかし、暗記カードを使った単語暗記の目的は、カードをめくりにめくって、覚えて忘れる過程を何度も繰り返すことです。
『カードの表面に単語、裏面に意味を書いて、カード作って終わり』では、
単語は覚えられせん。
自分で暗記カードを作るのは、なかなか大変です。
なので、『カードを作って満足』してしまうことに繋がりがちです。
もし可能なら、英単語帳に付属で市販されている暗記カードを使うのをおすすめします!
英単語を覚える方法は暗記カードだけではありません。
自分がやっていて楽しいと思える方法を見つけることが大切です。
もし、いろいろ試したけどなかなか単語がおぼえられない、と悩んでいたら、カードを使った暗記もやってみてくださいね。