長丁場の受験。ずっと使うものであれば、早めに買ってしまった方が便利ですよね。
これがないと落ちるというものはありませんが、これがあると便利というものは存在します。
どういったものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
ホワイトボード
職場で使われている印象が強いホワイトボードですが、家庭でも使い勝手のよいグッズです。
スケジュール管理
用途として代表的なのが、スケジュール管理です。
月~日までの1週間分でも、1ヶ月分でも構わないのですが、使ってみると、ホワイトボードの実用性を実感できると思います。
同じく予定を管理するツールとしてカレンダーがありますが、予定は得てして変わったり、追加されたりするものです。
単純に書き間違えたという場合もそうですが、変わった予定に斜線を引き、新しい予定を余白に書く…と、
スペースの関係で、既に見づらくなっていないでしょうか。
ホワイトボードの利点は「書いたら消せる」ことです。
予定が変更されたら消して上書きすることで、スッキリ見やすい状態を保つことができます。
家族で予定を共有
予定は手帳やスケジュール帳で管理できますが、見ることができるのは自分一人です。
ホワイトボードだと、受験に関する予定が家族間でざっくり共有できます。
予定を確認することで「今日は塾の面談だったのか」「来週は学園祭だから学校が見られるな」「今週の土曜は模試たから、金曜日は早く帰って、朝送っていこう」等、
家族での会話や協力体制が生まれます。
勉強計画
ホワイトボードは基本的に書きこむことが楽しいので、お子さんが自主的に勉強計画を立てられるようになることもあります。
この場合も、ホワイトボードに具体的に書きこまれていると、きちんと計画立てて勉強しているんだなと目に見えるので、安心できますよね。
ホワイトボードには大きさ、予めカレンダー雛型が印字されているもの、大事なものを入れるポケット付きなど、様々な種類が用意されています。
置くスペースや用途に合わせて、最適なものを選んでみて下さい。
プリンター
勉強スタイルにもよるのですが、受験勉強においては何かとコピーのお世話になることが多いです。
塾や家の近くにコンビニがあるという場合は、さほど問題はないかもしれません。
そうでない場合は、コンビニに行くのも時間を取られますし、いざ行ってみたら先客がいた…等、
使いたいときに使えないのも意欲が削がれます。
入学した中学・高校でレポートをWordで提出させることもあると思いますので、早めに購入した方が効率が良いでしょう。
復習・過去問対策
間違えた問題を復習するノートを作ったりすると、後から見返せるように問題もノートに貼りますので、問題用紙をコピーすることになります。
また、基礎力がついた6年生の夏あたりから、 受験する学校の過去問コピーを繰り返し取ることになります。
答案作成では、実際の試験と同じ大きさの用紙を使い、スペースの使い方に慣れておく必要があります。ノートでは代用が利きません。
機能
家庭用はA4対応のプリンターが多いですが、中学受験のために購入するのであれば、B4およびA3対応のものがおすすめです。
理由は前述のとおり、答案作成の練習のため、試験と同じ大きさの用紙に拡大コピーする必要があるからです。
自動原稿送り機能が付いていれば、一枚一枚コピーする手間も省けます。
インク代含めそれなりの値段がしますし、置き場所の問題もあります。よくご検討下さい。
国語辞書
入学祝いなどで国語辞書を頂いていることもあるかと思います。
いわゆる小学生向けの辞書ですと、読み易さ・とっつき易さを重視されていることが多いと思います。
文字が大きかったり、イラストが多かったり。
はじめのうちはそれで良いのですが、中学受験は中学生~高校生レベルの単語・熟語を出題してきます。
引き方を覚えさせるため、「分からなければ辞書を引きなさい」と子どもに指導しますが、せっかく辞書を引いたのに「載っていなかった」となると、引くのがつまらなくなってしまいます。
中学受験レベルの辞書を用意しましょう。
どのような辞書が良いか
塾や家庭教師の先生おすすめの辞書もあるでしょうし、実際に書店に行って見比べるのも良いでしょう。
その際、お子さんにも見せると良いでしょう。
特に、国語が苦手なお子さんほど、字がつまっているだけで「ああいやだ」となりがちです。
簡単すぎるのも困りますが、辞書にはフリガナが付いておらず、例文が読めなくても困りますので、レベルに合ったものを選びましょう。
紙の辞書か、電子辞書か
辞書を引かせる経験のため、初めは必ず紙の辞書を、という考えもありますが、電子辞書ならではの良さもあります。
持ち運びの負担が少なく、収録語数は紙の比ではありません。
電子辞書だと喜んで引くというお子さんもいますし、紙の国語辞典を頭から読んで楽しむお子さんもいます。
値段と相談して決められると良いと思います。
歴史マンガ
中学受験の社会では、地理・公民・歴史が出題されます。
歴史については、この時代はこのような統治者がいて、このような事件があり、このような生活と文化があったということを理解しておく必要があります。
歴史が苦手なお子さんは暗記しようとして時代がごっちゃになり、固有名詞が出てこない問題だと「これは何時代だっけ?」となりがちです。
マンガは本に比べ、時間をかけずに読むことができるため、縄文時代~昭和まで、通史でイメージを捉えやすいです。
図書館にも置いていますし、メルカリ等で購入することができます。
その性質ゆえ、作者の解釈が入ったり、脚色されている部分もありますので、あくまで補助教材であることは忘れないようにしましょう。
まとめ
書類がたまってきたら整頓用のファイルを、猫背気味になったら椅子を、太り気味になったら健康的なおやつを…と、その都度必要なものは出てくるでしょう。
中学受験は何かとお金がかかります。
はじめから全部揃えることはありませんが、今回挙げたものの中には中学受験後も使えるものもあります。
必要を感じ始めたら検討してみて下さい。