小学生の中には勉強に対するやる気を持てない子もいます。
これでは中学受験をするとなっても、なかなかいい結果には結びつかないでしょう。
この記事では、そんな小学生の勉強に対するやる気を出すための方法や、してはいけない親の行動などを紹介していきます。
勉強に対するやる気がない子はその先も成績が伸び悩むことになる
勉強は小学生のうちだけ行うものではありません。
中学生や高校生でも勉強はしなければなりませんし、その先も学ぶことはたくさんあります。
これから先、勉強で苦労させたくないのなら、早いうちから勉強に対するやる気を持てる子にすることが大切です。
勉強にやる気を持てないというのは、その先に繋がる大きな問題として捉えるようにして下さい。
小学生が勉強に対するやる気を持てない原因
では、勉強に対してやる気を持てない小学生はどこに原因があるのでしょうか。
やる気を持たせたいのなら、この原因になる部分を取り除く必要があります。
ここでは、勉強に対してやる気を持てない小学生が抱える原因について解説していきます。
そもそも勉強が好きではない
人は、好きなものになればなるほどやる気を持って取り組めるようになります。
逆に、好きではないことをするというのは、苦痛に感じる人も多いでしょう。
小学生の勉強も同じです。
勉強が好きではない子はやる気を持てない傾向にあります。
高いモチベーションで勉強に取り組んで欲しいのなら、勉強を好きになってもらう必要があります。
勉強以外に他にやりたいことがある
好奇心旺盛な小学生は、さまざまなことに目を向けがちです。
勉強以外に楽しいこともあるでしょう。
スポーツをしたりゲームをしたりと、他にやりたいことがあるのに勉強をさせられるというのは、やる気を持ちづらくなります。
勉強以外にやりたいことが他にもあるのなら、それらのことと勉強を両立させることでやる気をアップさせられるでしょう。
勉強以外のことを制限してしまうと、勉強自体のやる気を削ぐことにもなるので注意が必要です。
勉強する目的がわからない
人は目的や意味があるからこそ、やる気を出して頑張れるのです。
勉強も同じです。
勉強をする目的や意味を子供が理解していないと、やる気を出すことはできないでしょう。
「みんなしてるから」「義務教育だから」というのは、明確な理由とはいえません。
親がお子さんに対して勉強をする目的や意味をきちんと教え込む必要があります。
小学生の勉強に対するやる気をアップさせるための方法
勉強に対するやる気を持てないと、その先の人生で苦しむことになります。
早いうちから勉強へのやる気を持たせることが大切です。
ここでは、小学生の勉強に対するやる気をアップさせるための方法をいくつか紹介していきたいと思います。
勉強の楽しさやメリットを教える
勉強が嫌いというのではやる気は持てません。
やる気を持たせたいのなら、勉強を楽しいものだというのを教えてあげることが重要です。
机に向かって行う勉強が苦手なら、スマホアプリなどを使った勉強法もあります。
また、社会の歴史などは漫画でも勉強することができます。
お子さんが楽しめるような勉強法を用意して学習に取り組ませることで、勉強に対するイメージを変えられるでしょう。
また、勉強のやる気を持てない子は、勉強をするメリットを理解できていません。
「今勉強すると将来こんないいことがある」という部分は、きちんと伝えるようにして下さい。
勉強する環境を整えてあげる
勉強をする環境次第で、やる気を持てないこともあります。
良くない環境で勉強をしても、高いやる気は持てません。
快適にできる環境を用意してあげることが大切です。
勉強するための机や椅子はもちろん、部屋の温度なども重要です。
特に夏や冬は部屋の温度には気を付けるようにして下さい。
また、お子さんが勉強を始めたのなら周りで音を立てないようにするなどの配慮も必要になります。
ご褒美を用意する
子供が欲しがっているものや、行きたがっているところがあるのなら、それを勉強をしたご褒美に使うようにしましょう。
やはり、ご褒美があるのとないのでは勉強に対するやる気に大きく影響してきます。
特に、勉強を継続して行うためにはご褒美は有効です。
うまく活用して子供のやる気をアップさせてみて下さい。
積極的に褒めてあげよう
子供が勉強を長時間していたり、テストでいい結果を取れたときはたくさん褒めてあげて下さい。
このくらいの年齢の子は、褒められることで「もっと頑張ろう」という意識を持つことができます。
せっかく頑張ったのに努力を認められないと、その先のやる気に影響してきます。
親が積極的に褒めてあげることでやる気を引き出すことができるでしょう。
勉強しないからと叱るのはダメ
勉強に対してやる気を持てない子に、最もしてはいけないのがこちらです。
叱ってしまっては、さらに勉強に対して苦手意識を持つことになりかねません。
「勉強は叱られてまでする嫌なもの」というような考えを持たれてしまっては、取り返しのつかないことになってしまいます。
お子さんのことを本気で考えるのなら、叱るのだけは絶対にやめるようにしましょう。
勉強に対してやる気を持てれば成績は上がる
難関中学校に入学するような子は、勉強に対して高いやる気を持っています。
モチベーションや志も高く、それが成績に繋がっているのです。
逆に、やる気を持てない子の成績は伸び悩むことが多くなります。
「やればできるのに勉強をするやる気を持てない」という子もおり、これは大変もったいないことだといえます。
小学生のうちから勉強に対してやる気を持てないのなら、その先の高校受験や大学受験にも影響してしまうでしょう。
早いうちからやる気を持てるような対策が必要になります。