中学受験に「大変」というイメージをお持ちではないでしょうか。
入試までの期間に感じる大変さは親子で異なります。
今回は、中学受験の大変さについて解説しました。
事前に大変なことを知っておけば、お子さんのサポートを適切におこなったり、保護者の負担を軽くしたりできるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
中学受験で子どもが大変に感じること
中学受験を通してお子さんが感じる大変なことをまとめました。
子どもは大変なことが重なると、モチベーションが一気に低下します。
早めに対処してあげましょう。
休みがなくて体力的つらい
小学4年生から受験をはじめると、3年間はゆっくりと休めません。
勉強のない日があっても、模試や学校見学の予定が入ることも増えるでしょう。
受験が近づくにつれて、緊張や不安で神経が休まらない生活になります。
お子さんによっては体力的なつらさに加え、精神的なしんどさを感じるようです。
友だちと遊べない
ほとんどのお子さんが大変に感じるのが、友だちと遊べないことです。
小学校高学年は、友だちとの関係も大切になってきます。
大人から見れば「少しの我慢」が、子どもにとっては「一大事」だと知っておきましょう。
頭ごなしに否定せず、寄り添いながらお子さんの説得ができます。
習い事と受験勉強の両立
中学受験と習い事を両立させるのは大変です。
多くのお子さんが5年生から習い事の整理をはじめます。
長く続けていたり、本人が好んでいたりすると踏ん切りがつかないかもしれません。
受験をはじめるタイミングで、習い事の継続がむずかしくなる可能性を伝えておきましょう。
中学受験で子どもの大変をサポートする方法
お子さんの大変さは保護者の協力で乗り越えられます。
何よりも大切なのは、お子さんの声に耳を傾けることです。
日頃からコミュニケーションを積極的にとって、早めに対処できるようにしましょう。
具体的なサポート方法
・塾のスケジュールや習い事の継続について親子で話し合う
・定期的にリフレッシュの予定を入れてあげる
・やる気が下がったときは、受験の目的を思い出せるように会話する
・勉強に集中できる環境を整えてあげる
中学受験で親が大変に感じること
中学受験は親の役割が大きく、入試までのサポートがたくさんあります。
多くの保護者が大変に感じることをまとめました。
子どものメンタルケア
中学受験までの間、お子さんの精神状態は目まぐるしく変化します。
モチベーションが下がったり、不安や緊張から情緒不安定になったりすることもあるでしょう。
保護者も平常心を保つのがむずかしく、冷静な対応ができないかもしれません。
神経質になりすぎないためにも、日頃のコミュニケーションが大切です。
塾の送迎やお弁当作り
お子さんが塾に通う場合、送迎やお弁当作りが大変になってきます。
保護者が1人でおこなうには負担が大きく、場合によってはお子さんが塾を変えることもあるようです。
自宅で学習するにしても、夜遅くまで勉強するお子さんに夜食を用意する必要もあるでしょう。
生活面のサポートは毎日のことなので大変さを感じやすいかもしれません。
学習計画やスケジュール管理
中学受験までの学習計画やスケジュール管理は大変です。
お子さんの進捗に合わせて学習量を調整する必要があるので、こまめな見直しも欠かせません。
学校見学と模試の日程が重ならないように情報収集も不可欠です。
スケジュールを家族間で共有し、急な変更にも対応できるようにすることをおススメします。
教育費の捻出
お子さんの受験が進むにつれて予定よりも出費が増えるケースは珍しくありません。
志望校合格に向けて講座に申し込んだり、家庭教師を依頼したりする家庭がほとんどです。
中学受験をはじめる前に家計やライフプランの見直しをしておけば、慌てずに対処できるでしょう。
中学受験で親の大変さにどう対処する？
保護者の大変さは、抱えこまずに分散していきましょう。
役割分担や専門家の力を借りることも大切です。
塾や家庭教師に相談する
お子さんの成績に関する悩みは塾や家庭教師に相談しましょう。
多くの中学受験生を指導してきた実績から、適切なアドバイスが得られるはずです。
無理する前に軽減と分担を考える
お弁当や夜食の準備が大変なら、総菜やコンビニを活用しましょう。
模試の送迎や学校見学は、保護者で分担すれば大変さを軽減できます。
中学受験は兄弟と反抗期も大変
中学受験は周りの家族も大変です。
小学校高学年は心身の成長も目覚ましく、事前に準備ができないこともあります。
弟妹の我慢が増える
ご家庭に小さなお子さんがいる場合、受験に向けて我慢が増えるでしょう。
お友だちを自宅に呼べない、週末に出かけられないなどストレスを感じやすくなります。
弟妹のケアも忘れずにしてください。
反抗期は距離をとってやり過ごす
反抗期は成長過程なので、事前に防げません。
親に対しての反発が強くなる時期と割り切って、適度な距離を保ちましょう。
受験に関する大切なことは、塾や家庭教師の先生に伝えてもらうのも1つの方法です。
まとめ
中学受験は親子で大変さが異なります。
さまざまな大変を乗り越えた先には、お子さんの成長が待っているでしょう。
保護者の負担が大きくなるものの、全力でお子さんをサポートできる機会はうれしいものです。
受験終了後に「乗り越えてよかった」と思えるように、事前に心の準備をして中学受験に臨みましょう。