中学受験にむけて「国語の勉強方法がわからない」というお悩みはありませんか。
参考書を活用すれば家庭でも国語力を磨けます。
塾や家庭学習の授業を補うためにも参考書は便利です。
この記事では、参考書の選び方とおすすめを紹介します。
中学受験国語の参考書を選ぶ方法
中学受験用の参考書は難易度が高ければいいわけではありません。
お子さんにあった参考書を選ぶためのコツをまとめました。
国語に苦手意識がある子はマンガを活用
文字を読むのに抵抗があるお子さんはマンガの参考書がおススメです。
学習マンガといわれるジャンルで、有名なキャラクターが登場します。
語彙や漢字は暗記が勝負なので、たのしみながら学べる参考書は役立つでしょう。
語彙力がつく参考書は必須
国語力は語彙力でもあります。
読解力を身につける上でも欠かせません。
国語だけでなく、他の教科においても語彙力は必要です。
中学受験以降にも役立つスキルなので、できるだけ早い段階で参考書を用意しましょう。
子どものレベルや志望校にあわせる
参考書は、お子さんのレベルや志望校にあわせるのが大切です。
目的が明確でないと、参考書の活用範囲が狭くなってしまいます。
単元に特化した参考書が必要なのかも含め、お子さんの学習震度を把握しておきましょう。
親子で学べる参考書
お子さんによっては1人で学習するよりも保護者と一緒だとモチベーションが上がります。
親子で参考書からクイズを出題しあう、興味がある内容について語り合うのもおすすめです。
お子さんの自信がつくように、保護者はリードしてください。
中学受験の国語おすすめ参考書7選
中学受験の国語におすすめの参考書を7つ紹介します。
小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本(かんき出版)
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監修は辞書引き学習法で有名な深谷圭助先生です。
この1冊で小学6年生までの語彙力が身につくとされています。
丸暗記するドリルではないので、漢字の書き取りは一切ありません。
国語に苦手意識があるお子さんでも手にしやすい参考書です。
読解力だけでなく、思考力や作文力のアップも期待できるでしょう。
中学入試 自由自在問題集 国語(増進堂・受験研究社)
2020年度から導入された新学習指導要領に対応しています。
小学校での学習内容と中学入試に出題される発展的な内容まで網羅されているのが特徴です。
1冊で基礎から難関校受験勉強まで身につくので、中学受験を考えはじめたお子さんにもおすすめです。
公立中高一貫校の適性検査対策や入試予想問題も含まれています。
角川まんが学習シリーズ のびーる国語 慣用句(KADOKAWA)
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低学年から活用できる学習マンガなものの、類書の中で最多の485個の慣用句が収録されています。
オリジナルキャラクターのマンガを繰り返し読むうちに語彙力アップが期待できます。
また、使いたくなる例文が日常生活に慣用句を用いるきかっけになるかもしれません。
正しく書ける 正しく使える 小学全漢字1026(学研プラス)
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小学校で習う1026字の漢字が収録されたコンパクトな参考書です。
部首や読み方だけでなく、書き順は1画ごと記されています。
「とめ・はね・はらい」のアドバイスもあるので、正しい書き方が身につくでしょう。
低学年から長く活用できます。
合格する国語の授業 物語文入門編(実務教育出版)
国語の参考書の中でも数少ない文章が読めるようになる参考書です。
読解力に自信がない、読解法の理解に困っている人を対象にしています。
物語の仕組みや特徴、登場人物の感情をとらえるところから解説しているのも特徴です。
ちびまる子ちゃんの文法教室(集英社)
国語が苦手なお子さんに多いのが日本語の文法が理解できていないケースです。
正しい文法を身につけると、読解力と表現力が身につきます。
主語述語から品詞や助詞まで、日本語に必要な文法が身につくでしょう。
マンガだけでなく、おさらいクイズもついています。
中学受験国語 記述問題の徹底攻略(エール出版社)
中学受験の記述問題に特化した参考書です。
授業形式で詳しく解説してあるので、丁寧に学びたいお子さんに向いているでしょう。
記述問題を4つのパターンに分け、それぞれの書き方を身につけられます。
後半は過去問を通して実際に回答することで定着具合を確認できるのも魅力です。
保護者におすすめの中学受験国語の参考書
参考書はお子さんだけでなく、保護者も目を通しておきましょう。
つまずきやすいポイントや解き方を理解すれば、お子さんの質問に答えてあげられます。
中学受験国語 文章読解の鉄則(エール出版社)
中堅校~難関校を志望校にするご家庭に読んでいただきたい1冊です。
中学受験に必要な文章問題の読み方、解き方のルールがまとめられています。
難関校の出題範囲にも対応する語彙を集めた参考書は少ないので、役に立つでしょう。
ふくしま式で最難関突破!男女御三家・難関校 中学入試国語を読み解く(日本能率協会マネジメントセンター)
国語を子どもにどう教えたらいいのかわからない保護者を対象にした参考書です。
とくに記述問題の教え方や、読解の指導法のヒントになるでしょう。
御三家と難関校の過去問を例に記述の方法が解説されています。
まとめ
中学受験の国語は参考書を活用した対策も可能です。
低学年や国語が苦手なお子さんは学習マンガが向いています。
参考書があれば、すきま時間や親子の会話で学習を進められるでしょう。
保護者向けの参考書を読めば、お子さんの苦手にアドバイスできるかもしれません。
ただし、参考書のみの学習で国語の成績を伸ばすには限界があります。
家庭学習でむずかしいと感じたら、塾や家庭教師に相談してみましょう。