皆さんは、勉強する時に
「今日は明日のテストの国語と数学を勉強するぞ!」
と決めていませんか?
漠然とした目標ならそれで良いのですが、これだけで勉強を始めるのはストップです!
今回は、ストップウォッチを使った効率的な勉強法を解説します。
ストップウォッチを使い集中力を上げつつ、短い時間で知識を定着させられるよう癖を付けてみましょう。
間違った勉強の仕方
よくある間違った勉強の仕方は、冒頭でも触れたように漠然とした目標しか決めないことです。
理由は、漠然とした目標では「明確な終わり」が存在していないから。
もし皆さんが、先生から「今日は英語を勉強しましょう!」とだけ言われ、まる一日教室に放置されたらどうしますか?
何をどこまで勉強したら帰っていいのかわからず、混乱するのではないでしょうか。
これと同じで、いつ終わりなのかを定めないとやる気は湧いてきません。
そうなるとどうしても途中で飽きてしまったり、スマホをいじって時間をつぶしてしまう原因にもなりかねませんよね。
また、終わった時に達成感を感じられること、今どれくらいまで進められたか確認できることもモチベーションを保つのに非常に重要となります。
人間の集中力は50分で尽きる
ストップウォッチを使った勉強方法を具体的に解説する前に、間違った勉強法の他にもうひとつ知っておかなければいけないことがあります。
それは、人間の集中力は50分で尽きてしまうということ。
ちなみに限界は90分とも言われています。
これは脳科学で言われていることなので、それ以上の集中力を持ちたいと思っても基本的には無理が生じます。
よく考えてみると、小中高の授業は大体50分が1コマではありませんか?
また、90分は大学の講義の1コマの時間です。
勉強するにはどうしても集中力が必要ですから、そのために学校は適切な時間を提供してくれていると言えますね。
集中力が50分しか持たないなら、
「今から苦手な数学を3時間勉強してテストで良い点をとるぞ!」
と意気込んでも、その意気込みは50分を過ぎたところから尻すぼみになっていってしまうわけです。
量より質だとはよく言ったもので、長い時間勉強したらいいというわけでは無い、という事になります。
ストップウォッチを使った勉強方法
事前知識を知ったので、ここからいよいよストップウォッチを使った勉強方法を解説しましょう!
①1科目勉強するのにストップウォッチを50分に設定する
先ほど、人間の集中力は50分だと解説しました。
そのため、1科目勉強するのにまずはストップウォッチを50分に設定しましょう。
スマホのアプリなどでも時間設定ができるので使ってみてくださいね。
②10分の休憩時間を作る
50分勉強してストップウォッチが鳴ったら、次は10分休憩するために10分計りましょう。
休憩時間も計ることで、休憩しすぎや休憩不足を防ぎます。
①と②を繰り返す
50分の勉強時間と10分の休憩時間を合わせたらちょうど1時間ですね。
これを繰り返していきましょう。
科目は50分毎に違うものを勉強するようにすると、より集中力が持ちます。
ストップウォッチを使って勉強する時の注意点
ストップウォッチを使った勉強方法はいたってシンプルでしたが、実はいくつか守ってもらいたい注意点もあります。
やる気を出させるため、勉強をより効率的に行うために知っておきましょう!
時間オーバーはしない
50分間勉強して、もう少し先へ進みたい、もう少しで終わると思っても、時間オーバーはしないようにしましょう。
より勉強した方が良いことのように思えるかもしれませんが、最初はその気力があっても、後が持たなくなります。
もしもう少しでキリの良いところまで行けそうな場合は、次に勉強する時に回しておいてください。
ちなみに、人間は「キリの悪いところ」で終わるとそのことにより興味が湧いて、次が楽しみになります。
この性質を活かして、保育士さんたちは子どもたちに次が気になるところでお遊びをお預けしたりするそうです。
教えるのが上手い先生もこのテクニックを利用していたりします。
休憩時間のスマホはNG
休憩時間になるとつい触ってしまうスマホ・・・。
ですが、これは最大のNGです!スマホには終わりがないため、10分を大幅に超えていじってしまうリスクがあるからです。
「休憩時間=スマホをいじる時間」ではなく、休憩する時間として認識しましょう。
ストップウォッチでワンランク上の勉強法へ!
人間の集中力が50分しか持たないことに注目したら、ストップウォッチを使った勉強方法が生まれました。
解説した通り、正しい勉強方法としてはいけない注意点を守り、学力アップを目指してみてくださいね。
今回紹介した集中力の理論を知っていれば、だらだらして勉強ができないなんてことにはならないはずです。